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2024-07-19
服を選ぶように、自分らしい1台を選ぶ
オオムラ自転車折戸店&アルモカフェ
雨があがれば、青空がきれいな季節がやってくる。さあ、自転車に乗って、キラキラ輝く太陽と爽やかな風を感じてみない?車では見過ごしてしまういつもの風景も、自転車なら新鮮に感じられるはず。静岡市内屈指のサイクリングエリアといえば、三保半島。このエリアには、街乗り自転車から個性的なタイプの車種まで扱う「オオムラ自転車折戸店&アルモカフェ」がある。スタッフが全て女性というユニークな〝自転車屋さん″にカフェが併設されている。店内はカラフルで可愛らしい自転車パーツに溢れ、まるで雑貨屋のような雰囲気。女性ならではの優しい接客でクロスバイクやロードバイクもわかりやすく説明してくれる。店舗の裏手にあるサイクリングロードで、気になる自転車に試乗して乗り心地を体感することもできる。店舗のSNSでは、ファッションコーディネートのように購入者と車種を投稿していることから、記事を見た人が「この感じがステキ」「この自転車が欲しい」と県外市外など遠方からも訪ねてくるという。8月末までは、クリアランスセールを開催しているので、まずはSNSをチェックして。台数が限られているので、気になる投稿を見つけたら、早めに来店を。また、店内に併設されたアルモカフェではマシンで入れたエスプレッソやイタリアンメニューを楽しめる。サイクリング途中の休憩やメンテナンスの待ち時間はもちろんのこと、三保観光の際に気軽に立ち寄ってみて。
オオムラ自転車折戸店&アルモカフェ
静岡市清水区折戸2-2-7
054-334-9393
09:00〜19:00
定休 水曜
http://charitmo.jugem.jp/ (ブログ)
https://www.instagram.com/charizum/
2024-07-19
百花騒鳴
66.氷菓
梅雨明け前から猛暑が始まった。エアコンで室内をどんなに冷やしても、更年期の症状と贅沢に蓄えた皮下脂肪のせいもあって、火照りは治まる気配がない。そんな時には、氷菓が欲しい。甘くひんやりとしたかき氷が喉をツーっと下っていき、身体を冷やしてくれる。酷暑には欠かせない相棒だ。今よりも平均気温が低かった40年前の夏も、子どもたちにとってアイスは欠かせないおやつだった。当時、自宅から車で数分走ったところに、「すぐに溶けるソフトクリーム」と地元で評判の店があった。その店の前を通りかかると、「ソフトクリーム食べたい」と両親にせがむのだが、「いやだよ。ここのソフトは水っぽくて、ぽたぽた落ちちゃうでしょ」と言われ買ってもらうことができない。だが、祖父母とのドライブの時は違った。「ソフト、食べるか?」と祖父の方から提案してくれる。毎度、その提案をありがたく受け取る。上手に汚さずに食べようと思うのだが、そこは評判高いゆるゆるソフト。みるみるうちに溶け流れ、祖母のハンカチの助けを借りることとなる。ある時、「今日こそは策を講じてみよう」と考えた。お目当てのソフトクリームを買ってもらうと、急いで車の後部座席に乗りこむ。窓のハンドルをくるくると回すと、全開にした窓の外に、ソフトクリームを持つ腕と顔を出した。これで、車内を汚すことなく、キレイに食べられると考えた。浅はかだった。車が走り出すと勢いよく風が襲ってくる。いつもの倍以上の速さでソフトクリームは溶けていく。コーンをつたい、手を濡らし、腕のほうまでクリームに覆われる。それを阻止しようと必死にくらいつくから、口の周りだけでなく、頬や鼻に顎……終いには額までもクリームを塗りつけることになった。どうしようもなくなってから、車内に振り向き「ばあば……」と助けを求める。白いドーランでも塗ったかのような孫を、切なげな表情で見つめて「こりゃダメだ。家まで我慢しなさい」と匙を投げた。
今号も最後までお読みいただき、ありがとうございました。次回は、紫苑の花が揺れる頃にお会いいたしましょう。
2024-05-30
自然を融合する蕎麦と里山料理を、五感で味わう
めぐり庵
藤枝市の山間部に位置する紺屋地区。清流、瀬戸川が近くを流れ、樹々の梢が揺れる自然豊かな場所。ここに、同市の景勝地、蓮華寺池公園の傍で人気を呼んでいた蕎麦店「めぐり庵」が2023年9月に移転オープンした。店舗は、200年ほど前の古民家を再生した、天然素材で建てられた趣のある家屋。しっとりとした空気が漂い、ゆっくりと時間が移ろう。そんな贅沢な空間で、振る舞われるのは、こだわりの自家製蕎麦と工夫を凝らした里山料理。蕎麦は、日本各地で栽培された在来種のソバの実を取り寄せ、自家製粉している。近くの烏帽子山系の伏流水である井戸水を使って、手打ちで製麺。店主の久保田さんの打つ蕎麦は、職人仲間からも「美しい。蕎麦への思いやりが、隅々に宿っている」と一目置かれる。使う実は、どれも選び抜いた産地から届く、静岡ではなかなか味わえないレアなもの。主に、二八蕎麦に使用する南阿蘇産の実は、食べやすく噛むほどに甘みが広がる。十割蕎麦は、長崎県の対馬列島のものを使用。ほのかに草や土の風味を感じさせる野性味があり、強いコシが特徴。個性のある蕎麦に合わせるつゆにも、様々なこだわりがある。ダシは、枕崎産の本枯れ節、古来の手火山式焙乾製法で作られる荒節などをブレンド。冷たい蕎麦には力強い風味を引き出したダシに。温かい蕎麦には鯖節を加え、まろやかな印象に仕上げている。かえしは、木樽仕込みの醬油、昔ながらの製法で作られる本みりんなど、丁寧に作られた調味料を使う。隅々まで意識をいきわたらせた、蕎麦、ダシ、かえし、どれもが個性を持ちながら調和する。この蕎麦を満喫したい時には、めぐりそば(3,000円)がよい。趣の異なる3種の蕎麦に、季節の野菜や小鉢が付く。
蕎麦同様に、個性を放つのが里山料理。料理を担当するのは、静岡市内で人気料理店「IYAU」を営んでいた奇才の料理人村松氏。使用する食材の多くは、近隣を訪ね歩き生産者から直接仕入れている。自然の中で無理なく育った、その時に手に入る旬の食材を、麹といった自家製の調味料を駆使して、蕎麦と相性のよい存在感のある料理に仕上げる。例えば、初夏の一品は、豆腐のミートローフ。豆腐や大豆、ナッツに塩麹、醬油麹、ペイスト状にした昆布などの旨み加えることで、コクや深みを感じさせる。そこに、キウイフルーツのソースで爽やかな酸味を追加する。旬を追いかけて日々変化する里山料理は、蕎麦と共にコース料理「里山コース」として、予約で味わうことができる。わざわざ出向く価値のある、至極のひと時を約束してくれる場所である。
めぐり庵
藤枝市本郷3308
070-1627-8080
11:00〜15:00(14:00L.O.)
18:00〜21:00(事前予約)
定休 木曜 第1金曜(祝日の場合は営業)
駐車場 10台
藤枝バイパス谷稲葉ICから車で8分
2024-05-30
シミや肝斑が気になったら 肌に合わせた治療でクリア美肌に
医療法人 美静会 スキンケアクリニック
シミやくすみ、色ムラは、見た目年齢を上げる要因の一つ。特にシミは、夏になるとメラニンの生成が活発になるため、一層濃くなってしまう。更に、年数を重ねると、どんどんと根深く濃いものに変化していく。できてしまったシミは無くなることはないので、気になり出した時が治療時。開業20年以上の実績をもつ美容皮膚科「スキンケアクリニック」では、皮膚の状態や、トラブルの原因に合わせた医療機器で、美肌を手に入れる治療を施してくれる。一番人気の治療は、「フォトフェイシャルM22〈IPL〉」。一人ひとりの症状に合わせたオーダーメイド照射で、シミや色素沈着を軽減し、フェイシャル全体の透明感を得ると共に、ハリや弾力まで手に入れられる。医療機関専用の機器だからこそ、「高い改善効果が実感できる」と人気を呼んでいる。単独治療は33,000円(20分程度)で、痛みも少なく、直後のメイクも可能。また、お得なセット治療もある。古い角質や毛穴の汚れ、余分な皮脂を取り除くハイドラフェイシャル、フォトフェイシャルM22〈IPL〉、高濃度の薬剤を肌の深部に注入できるエレクトロポレーションがセットで55,000円、単独治療より13,200円もお得。ピンポイントで、シミやアザの治療をしたいという人には、「QスイッチYAGレーザー」がおすすめ。正常な皮膚組織にはダメージを与えず、深さのあるシミなどを除去できる。太田母斑、色素性母斑、扁平母斑などのアザにも有効。3ヵ月以降なら、再照射の料金が無料(1年間。再診料1,100円)で受けられる。「いつかは、このシミを取りたい」と思っている人は、ためらわずに是非カウンセリングを。
♢人気メニュー
フォトフェイシャルM22〈IPL〉 33,000円
ハイドラフェイシャル+フォトフェイシャルM22〈IPL〉+エレクトロポレーション 55,000円
QスイッチYAGレーザー 直径3㎜程度 11,000円~
しみ用内服処方薬(30日分) 11,000円
♢ライター体験談
長年気になっていた頬のシミを、院長に相談。カウンセリングで、シミの状況、治療の経過など丁寧な説明受け、QスイッチYAGレーザーで除去することに。レーザーは、小さく細いゴムを頬の上で軽く弾かれるような感覚で、痛みというほどの衝撃は感じなかった。シミが浮き上がるまで一時的に濃くなったように見えるが、日中はコンシーラーでカバーすれば気にならない程度に隠れる。数日すると、古い角質が剥がれるように少しずつシミが剥がれていった。こんなに簡単に除去できるなら、もっと早くに治療を受ければ良かったと思う。
医療法人 美静会 スキンケアクリニック
10:00-18:00
休診日:日・祝日
静岡市葵区御幸町3-21 ペガサートB1F
(JR静岡駅北口より徒歩5分・静鉄新静岡駅より徒歩1分)
054-254-5444
https://www.sc-clinic.jp/
2024-05-30
「美味しい」と笑顔がこぼれる、こだわりのカヌレ
菓子工房コルデ
閑静な住宅街に、週に3日間だけ開く菓子工房がある。優しい光の入る小さな店舗の棚には、食べる人を思って丁寧に作られた焼き菓子、ショーケースには、ケーキやキッシュなどが誇らしげに並ぶ。この度、新メニューとして登場したのは、何度も試行錯誤して完成した「カヌレ」。外はカリッと、中はもっちりしっとり。味は5種類を用意。プレーンタイプの「カヌレ・ド・ボルドー」は、ラム酒が香る奥深い味わい。「抹茶」は、金谷産の抹茶をふんだんに使用し、濃厚な抹茶の風味が口に広がる。「ロイヤルミルクティー」には、粉末にしたアールグレイの茶葉が入り、上品な香りが漂う。この他、ほろ苦いコーヒーとリキュールの香りが好相性の「カフェ」、クーベルチュールチョコを贅沢に使用した「ショコラ」がある。焼きたての食感を味わってもらうために、あえて冷凍で販売している。1時間ほどの自然解凍で美味しい状態に戻る。可愛らしいギフトボックスの用意があり、地方発送も可能。また、オープン以来人気の焼き菓子に、レモンのパウンドケーキがある。静岡市で育った完全無農薬のレモンを使用。果汁から皮まで、レモンを余すこと無くたっぷり使ったケーキで、爽やかな香りと甘みがクセになる。
ショーケースのラインナップは、季節や曜日より変わる。丸型のキッシュはオリジナルレシピで、生地からひとつひとつ丁寧に手作り。静岡県産小麦を中心に、こだわり抜いた素材のキッシュはサクサク感がたまらない。日替わりで、グラタンやキーマカレー、明太子、チキンのトマト煮など、様々な味が登場する。スイーツは、飽きのこない昔ながらのママの味「ママプリン」や北海道産クリームチーズを使った「チーズケーキ」など定番メニューの他、季節の果実を使ったタルトやケーキが並ぶ。
菓子工房コルデ
静岡市葵区千代田町23-12
054-245-2344
月・火・水11:00~18:00
定休 木・金・土・日
駐車場2台
https://www.instagram.com/kashikobo.corde/
2024-05-30
百花騒鳴
放物線
山間部で仕事をしている時のこと、同行者から
「あー、すみません。タッションしていいですか?」
と問われた。今日日あまり聞かなくなった、その響きに懐かしさを覚え、幼い頃の記憶が呼び戻された。昔はよく、おじさんたちが田畑や川縁で雄々しい立ち姿を披露していた。うちの家族も例外ではなかった。趣味の菜園を手入れする祖父が畑でシャー、河川敷のグラウンドでソフトボールをやっている父や叔父たちがシャー、決して珍しい光景ではなかった。むしろ、私はその姿に憧れていた。どうにかして女児である私にも、あの妙技が習得できないものかと幾度となく庭で挑戦をした。下着やズボンどころか、シューズの中に小水を満たしてしまうことも。その度に、母にこっぴどく叱られたが、なかなか諦めることができなかった。祖父はそんな私を哀れに思ったのか
「大丈夫だ。世の中には、キレイに飛ばすことのできるご婦人もいるらしい」
と私に吹き込んだ。そんな阿呆な祖父と孫のやりとりを見て、今度は祖母が、「あんたたち、いい加減にしなさいよ」と声を荒げるのであった。いくら挑んでも、キレイな放物線を描くことのできない私は、試みを変えてみることとした。「あの放物線をくぐってみよう!」と考えたのである。私の目論見を知らない無防備な父たちがスタンバイを始めると、私は狙いを定める。放水のタイミングで、腰をかがめて走り抜けてみたり、背後から回り込んでみたり……アトラクション気分で楽しむ。放水中の相手は酷く驚くが止められない。ふいに動きを変えてしまえば、娘の頭を濡らしかねない。「やめなさい!やめない!」と必死に言い聞かせようとするが、親が困惑している時ほど、子どものテンションは上がってしまう。水の勢いが収まるまで、ひたすらに阿呆な行動を繰り返すのだった。
そんな昔のことを思い出した私だったが、今や、かなりいい歳である。ご時勢もあり、何しろタッションは、軽犯罪法違反である。
「トイレまで、我慢しましょう」と同行者を制止した。
今号も最後までお読みいただき、ありがとうございます。次回は、浜木綿の花が潮風に揺れる頃にお会いしましょう。
2024-03-24
静岡にちなんだ、おっかない話で初夏を涼しく
百怪談 −静岡おっかない話−
1部は、「チケットの取れない怪談師」と謳われる人気怪談師 城谷歩氏が古典怪談と現代怪談を披露する。古典怪談は、延宝5年(1677年)刊行された怪談集「諸国百物語」より、1巻の1話に登場する「駿河の国板垣の三郎の話」を城谷節で。現代怪談は、静岡で実際に起こった実話を。2部では、城谷氏と薩摩琵琶奏者 丸山恭司氏が、琵琶怪談を披露。静岡県との所縁も深い小泉八雲の「耳なし芳一」を語る。YouTubeや他会場では聞くことのできない、静岡尽くしの怖い話を、ぜひ会場で!
Profile
⚫︎怪談師
城谷歩(しろたに わたる)
「チケットの取れない怪談師」と謳われる人気の怪談師。YouTubeのチャンネル総登録者数は約15万人に上り、ランキングサイトの「怪談師人気ランキング」において、第1位を獲得するほどの人気ぶり。各種イベント、口演会への出演・開催に加えて、メディアへの露出、怪談本、DVD、CDのリリースなど、活動の幅を広げている。
⚫︎薩摩琵琶奏者
丸山恭司(まるやまやすし)
薩摩琵琶奏者の友吉鶴心氏に師事。タイにて皇太子妃御前演奏、師と共に国立能楽堂にて薩摩琵琶演奏初演。デーモン小暮閣下の邦楽維新に出演するなど多方面で活躍。2017年に東久邇宮文化褒賞受賞。城谷歩氏との息の合った「琵琶怪談」は唯一無二のスタイルとして、全国各地の口演で毎回好評を呼んでいる。
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一部:古典怪談「諸国百物語 駿河の国板垣の三郎の話」
現代怪談「静岡の現代怪談」
二部: 琵琶怪談「耳なし芳一」
日時 2024年5月25日(土)11時30分開場 12時00分開演
チケット 前売券 3800円
当日券 4000円
場所 賤機都市山村交流センター「安倍ごころ」
静岡市葵区牛妻2352 内
※車/新東名「新静岡IC」より4.5㎞(7分) JR静岡駅より13㎞(30分)
駐車可能台数に限りがありますので、乗り合わせてご来場ください
※バス停「牛妻坂下」から、350m(徒歩5分)
チケットのご購入 https://t.livepocket.jp/e/shizuoka1
検索バー「静岡 百怪談」
協賛 賤機都市山村交流センター「安倍ごころ」
お問合せ
百花壇(株式会社emriki) 054-209-0731
賤機都市山村交流センター「安倍ごころ」 054-294-2501
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出店者も募集中!
百花壇の創刊から10年間、これまで編集部が厳選した店舗や企業を紹介してきたことから、「百花店-hyakkaten-」では、過去の掲載店を中心に、「美味しい・楽しい・欲しい」を満たしてくれるショップが集結。このイベントでしか出合えないスイーツや惣菜、とれたて野菜、アクセサリーや小物、生活雑貨、アートのワークショップなど、百貨店を巡るような時間が楽しめる。出展情報は、百花壇公式Instagram・Facebookで随時お知らせ。
只今、出店者も募集中!詳しくは、百花壇編集部までお問い合わせを。
日時 2024年5月25日(土)10時~15時
賤機都市山村交流センター「安倍ごころ」
https://www.instagram.com/hyakkadan/
https://www.facebook.com/hyakkadan/
2024-03-24
「また買いたい・また食べたい」に出合える。ココロが豊かになれる場所
「また買いたい・また食べたい」に出合える
ココロが豊かになれる場所
生活・文化雑誌「クロワッサン」から派生して誕生した、生活雑貨の店「クロワッサンの店」。
愛着を持ち、長く使い続けられる「中身のある商品」をバイヤーが丁寧に選んでいる。そのため、長年リピーターが買い続けるアイテムも少なくない。例えば、キッチン用品の「あみたわし」は、使いやすい手のひらサイズで、二重構造のメッシュが、落ちにくい汚れをしっかりかきとる。生地に厚みがあり固く丈夫なため、ハードに使っても長持ちする。水切れが良く、乾きやすく衛生的。買い替える頻度も少なくなるから、エコで経済的。自社ブランドの「LIVING BASIC」も、上質な素材で使いやすく、手ごろな価格を追求している。オンでもオフでも使える使い勝手のいい「気の利く帆布トート」や肌ざわりのいい「正絹シルク100%」のインナーシリーズなど、一度使うと離せない流行に左右されないアイテムがたくさん。そんなこだわりの商品が並ぶ1階フロアから階段を上り2階へ向かうと、そこは美味しい香りの漂う、広々としたカフェ「パブリックマルシェ」が。オープンからクローズまで同じメニューを提供し、ランチやティータイムはもちろんのこと、遅めの昼食や夕方の軽食といった様々なシーンでの活用が可能。人気のメニューは、「パブリックマルシェのデリ・プレート」1,500円。大きなプレートに、季節の食材をたっぷり使った、素材のパワーを感じるサラダや惣菜が6~7種類ものっている。例えば、マッシュルームのサラダ、レモンピールの香りや酸味の効いたカブやエビのマリネ、カレー風味のクスクスとホタテの和え物などバラエティー豊富。これに、自家製スコーンまで付いてくる。外はサクっと、中はしっとりふんわりとしていて、クセになる。スコーン単品は280円。そのまま食べても美味しいが、自家製クリームやクロワッサンの店で購入可能なジャムが付く。カフェでは、不定期で色々なお店が集まるマルシェも開催している。詳しい情報は店舗公式Instagramでチェックを。
[ 百花壇読者限定特典 ]
「百花壇」を見たの一言で、2階「パブリックマルシェ」のイートインメニューが全品10%OFF。
期間:4月31日まで
備考:テイクアウトメニューは割引対象外です
クロワッサンの店 静岡店
静岡市葵区紺屋町3-5 コスモス第1ビル
054-270-9683
♢1階 クロワッサンの店
営業時間10:00~19:00
定休日なし
♢2階 パブリックマルシェ
営業時間11:00~19:00
定休 水曜
クロワッサンの店公式サイト
https://croissant-shop.co.jp/shop/shizuoka/
クロワッサンの店 静岡店 Instagram
https://www.instagram.com/croissant_shizuoka/
2024-03-24
高いデザイン力と持続力で、大人女性のリピーター続出
salon de mellow
オープンから9年を迎える、静岡市の鷹匠エリアにある人気のまつ毛専門店「salon de mellow」。昨年9月に同エリア内に移転し、店舗はゆったりと広々としたスペースの中に、5つの半個室を設えた空間へとアップデートした。雰囲気は、以前の店舗のようにアットホームで、気さくなスタッフが対応してくれる。オーナーの北川奈那さんは、スタッフの教育、技術向上に注力し、どのアイデザイナーも確かな技術者に育てている。そのためパーマでは100種以上のロットからセレクトし、一人ひとりの要望や悩み、まつ毛の量や長さ、角度などから総合的に判断して、その人に似合うスタイルを提案してくれる。今、話題の根元の立ち上げに特化したパーマ「パリジェンヌラッシュリフト」と、オーダーメイドのパーマから適した方法を選択。エクステメニューには、2秒で完全硬化し入浴や洗顔もできるLEDエクステを導入。低刺激のため、従来のグルーが苦手という人もチェレンジする価値あり。アイブロウは、専用の糸を使って、骨格や顔のパーツなどから黄金比を割り出し、眉頭・眉尻・眉山など必要なポイントに印を付けていくマップブロウで、もっとも美しい眉に整えてくれる。
人気のメニューは、アイシャンプーや美容液コーティングが付く「パリジェンヌorオーダーメイドまつげパーマ」。理想や悩みを細かくヒアリングし、パリジェンヌの立ち上げデザインや、瞼の厚みを考慮したカールデザイン、束感、メーテルなど本当に似合うスタイルに仕上げてくれる。また、初回限定のお得なセットメニュー「美眉スタイリング+パリジェンヌ」も人気。眉デザイン、WAX、カット、毛量調節、仕上げメイクに、パリジェンヌまたはオーダーメイドまつ毛パーマがセットになっている。
せひ、フォーマルな場面や撮影の機会の増えるシーズンに、本物の技術を求める大人女性のリピーターが絶えないサロンを訪ねてみよう。
salon de mellow
静岡市葵区鷹匠2-13-11 トピア鷹匠101
054-269-4875
10:00~20:00(最終受付19:00)
定休日 なし
店舗向いにコインパーキングあり
https://beauty.hotpepper.jp/kr/slnH000313790/
2024-03-24
64 渇望
64 渇望
「春」という言葉を耳にすると、無性にどこかへ出掛けたくなる。
「春スキーもいいよね~」「行きたいねー」なんて友人と語り合っていた時である。友人があるサイトを見つけて、こう言った。
「カネのナるゲレンデだって」
それを耳にした私は、食い気味に応えた。
「行くでしょ!そこ!」
「なんで?そんなに行きたいの?タダ カネがナるんだよ」
私は熱っぽく続ける
「ただで金が成るんでしょ。行かない理由がないでしょ」
呆れた友人は冷静に訂正した。
「鐘が鳴るんです」
潜在的な欲望は不意に露呈するものである。私の渇望が、ある種の同音異義語を生んでいたようだ。「なんだ~」と苦笑いしながら、急速にそのゲレンデへの興味が失われていくのであった。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございます。
次回は、風薫る五月にお会い致しましょう。