No.51

2022-01-06
一年の感謝の気持ちを、上質な花に託す

ロサデコル

ロサデコル

クリスマスに正月と、花の出番が多くなるシーズン。大切な人に贈る、招福を願ってリビングや玄関に飾るなど、「思いを込める」花だからこそ上質なものを選びたい。「花好き」に愛されるフラワーショップ「ロサ・デコル」は、等級の高い新鮮な花や、なかなか出回らないレアな品種を扱う。こだわった花々は、カタチが整い、色、品質が良く、長持ちする。茎や葉など細部にまで美しさを宿すから、ブーケやアレンジになると美しさは格別。1本でもプレゼント用に包んでくれ、気さくに贈る人の気持ちに寄り添ってくれる。日ごろパートナーに感謝の気持ちを口にするのが苦手という人こそ、言葉がなくても思いが伝わる花を贈ってみよう。

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2022-01-06
光り輝く不思議なアート ライティングシャドーボックス

遥のぶ

シャドーボックス

立体的で不思議なアート、シャドーボックス。絵を切り、パーツごとに貼り重ねることで、絵が飛び出すように見えるアート。長年カルチャースクールなどでシャドーボックスの講師を務める作家の遥のぶさんは、個展で多くの作品を発表している。このほど、新たなシャドーボックス「ライティングシャドーボックス」を開発。オリジナルの画像を特殊な紙に印刷し仕上げた作品に、LEDライトを仕込んだ。そのままでもアートとして楽しめるが、点灯させると作品がやさしく光り浮かび上がる。クリスマスのインテリアとしてリビングやベッドルームに飾っても素敵。18㎝四方のフレームに薔薇を収めた「ローズ」シリーズ(12,000円)は、新発売を記念し9,800円で販売する。また、編集部にハガキまたはメールで応募すると、1名に画像の作品を1点プレゼント。

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2022-01-06
洋服作家「オガワトモコ展」 手仕事が織りなす唯一無二の世界

もくぺれ×GALLERY kino

molupere

もくぺれ×GALLERY kinoでは、オーナーが足を運び親睦を深めた若手作家の展示会を定期的に行う。12月18日~26日までは、新潟県で制作活動をおこなう洋服作家の「オガワトモコ展」を開催する。綿や麻のシンプルな天然素材の生地いっぱいに、縦横無尽に大胆なミシンワークやコラージュを施す。その踊るようなステッチからは、作品に込められた情熱が感じられる。ブラウス、羽織もの、ワンピース、スカートなど、すべてが一点もの。ワクワクするような、アーティスティックな世界観の洋服は、「年齢問わず長く着られて嬉しい」とファンが多い。展示会でしか巡り合うことのできない作品を、ぜひ実際に手にとって見てほしい。新しい表現との出合いを楽しんで。また、会期中、ギャラリー内に設置してあるペレットストーブを実際に体感することができる。

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2022-01-06
百花騒鳴

名俳優

スクリーンショット 2021-12-30 12.37.02

今号の表紙に登場したワンコは、我が家自慢の駄犬である。「アルプスの少女ハイジ」に登場するイヌと同犬種セントバーナードのオス。7歳を過ぎたシニアだ。寿命の短い超大型犬にとって、7歳という年齢は立派な後期高齢者に該当する。必要以上に体力を消費しない、物事に関心を示さない、耳が遠い……いわゆる、おじいちゃんだ。撮影当日は、ロケ地までの移動による負担を理由に連れていくことを諦めようとしていた。私は支度を済ませ玄関へ向かうと、なんと彼が「やる気、行く気満々」で立っていた。「さあ、行くぞ!」と言っている。いつも私が出かける時は、寝ながら尻尾を2、3度振るだけで「いってらっしゃい」の意思表示をする横着モノなクセに。「どうしよ、この子やる気だよ」と母に言う。「そうだよ。モデルさん、頑張るのよ~って言いながらブラッシングしておいたんだから」仕方がない。イヌの好意を無駄にするワケにはいかないと、連れて行った。撮影ポイントにスタンバイする。「はい!」という合図で歩きだす。こちらに向かい、よそ見もせずカメラから目線を外すことなく歩いてくる。彼なりに一生懸命だ。しかし、何度か繰り返えすうちに、疲れが出始めた。そんな時、カメラのHちゃんの「ごめん!もう一回歩いてきて」に、彼がきっとこう答えた「なんやて~」その場にいた全員がその心の声を聞いた。しかし、元々そこはやる気満々でやってきた老犬。私にヨダレを一拭きさせると、「さあ、行こうか!」と言い、自らリードを引っ張りスタート地点へ戻っていった。私たちは、その後ろ姿を見送り「あれは、葵区の三船敏郎だね」と呟いた。

今号も最後までお読みいただき、また、本年一年ご愛読いただきありがとうございます。来年は、皆さまにとって良き年になりますようお祈り申し上げます。次回は、安定や陽気の意味を持つと言われる「壬寅」の新春にお会いいたしましょう。

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