No.15

2015-11-05
カッコいいだけでは終わらない。 コストを抑えたハイクオリティー住宅

カーサキューブ

カーサキューブ静岡展示場(casa cube 静岡)

静岡市から焼津へ向かう国道150号線沿いに、真四角の真っ白な家が建つ。インパクトのあるデザインのその家は、通りに接する面に、玄関とガレージの入り口を持つが窓がない。初めて目にする人は、なんとも不思議な気分になることだろう。けれど玄関を入ると、さらなる不思議が待っている。南側に窓がないにも関わらず、室内はとても明るい。縦に伸びるスリット窓と天窓が、部屋いっぱいに光を取り込んでいるから。さらにプライバシーを確保しながら、カーテンの要らない開放的な空間であるため、隣地が接する住宅地に最適な作り。また内外の壁のW断熱と、床下の寒冷地仕様の断熱で外気温を遮断し、室内の気温を快適に保つ。断熱機密性に優れている。

室内には垂れ壁がなく、天井高と同じサイズのドアを取り付けるなど、細かな建具までオリジナルデザインで、スタイリッシュにまとまっている。シンクやバスルームなどの水回りは、スタンダードのプランから高品質のものを用意。こだわり抜いた家だが、全国で共通の部材を仕入れることで、低コスト化を実現。現在この住宅は、県内で活躍する作家チーム「クラフトワーク実験室 工藝1000」の作品を展示するギャラリーとして活用されている。アーティストたちの作品の見学ついでに、室内をぐるりと回ってみてはいかがだろう。

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2015-11-05
プロの技が叶えてくれるドラマのワンシーンのような暮らし

キャトルセゾン

QUATRE SAISONS ca -キャトルセゾン・シーエー-

大きな窓から見えるのは、グリーンやラスティックモダンな雑貨たち。何気なく、前を通り過ぎれば、ここはインテリア雑貨のショップだと思われることだろう。もちろん、ディスプレイされた小物、家具、植物等は購入できる。けれど、ここのもうひとつの顔は、マンションのモデルルームやハウスメーカーのオープンハウスなどのコーディネートを手掛ける、インテリアデザインのアトリエ。

リフォームや新築、引っ越しなどに伴い、部屋をおしゃれな快適空間にしたいという人の相談にのってくれる。「コーディネート無料プラン」では、購入するインテリアや家具といったアイテム代のみで、コーディネートは無料。予算や好みに応じて、洗練された空間に仕上げてくれる。小さな空間であれば30万円ほどから変身が可能だという。照明やカーテン、ラグ、家具に食器、生活に必要なあらゆるものを、プロの目で厳選し揃えてもらえるから、映画やドラマのようなシーンだって夢じゃない。

11月13日~12月27日までは、家具等の展示品の現品処分セールを開催。雑貨、インテリアもお得に購入できるチャンス。季節変わりに部屋の模様替えをしたい、冬用ギフトが欲しいという人は、店内をのぞいてみて。

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2015-11-05
きっとクセになる! ほど良い加減のうっとりマッサージ

桜の木

癒しのサロン 桜の木

レトロなアパートの一角にあり、穏やかな時間が流れる「癒しのサロン 桜の木」。「ギャラリー SAKURANOKI」の姉妹店でもある。市街地に近く、仕事終わりのリフレッシュに通う女性も多い。

デスクワークの疲労や、冷えによる「肩や首の辛さをどうにかしたい」という人に人気のコースが、「ヘッドリンパ付きお背中まるごとリンパマッサージ」。腰から肩首にかけての背面とデコルテを、特製クリームでじっくりと解し、頭部はアロマのリフレッシュミストで、毛髪、頭皮をマッサージしていく。オールハンドの心地いい時間が90分も続いて、なんと5300円。また引き締まるフェイスラインに感動するという「デコルテリンパ付き小顔フェイシャル」70分5800円もリピーターが多い。

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2015-11-05
乾物を使った、新感覚のスイーツ

こまめ

かんぶつスイーツ&カフェ コマメ

清水の駅前銀座に、レトロなアジアンテイストのかわいらしい空間がある。ここは、隣接する老舗乾物店「蒲原屋」がプロデュースしたカフェ。

蒲原屋が扱う、上質な豆や雑穀などの乾物を中心に、できるだけ動物性の材料を使わないレシピのスイーツを提供している。「カラダに優しく、おいしい」がコンセプト。人気の白玉ぜんざいは、北海道産の大納言を使用。豆の風味がふわりと口に広がる。「豆って、こんなに香りや風味が豊かなんだ!」と感動する人も多いとか。白玉は、キメが細かくモチモチでつるりとした喉越し。この白玉の食感にも驚かされる。きっと「食材の良さ」を素直に感じられるはず。この他、葛を使ったかぼちゃプリンなど、季節の味が楽しめる。

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2015-11-05
百花騒鳴

百花騒鳴

14、ライン

冬の寒さは嫌いではない。ファッションにおいては、一番購買意欲が増すシーズンである。平成のアラフォー美魔女ではなく、昭和の時代に一時現れたオバタリアンの末裔ではあるが、決してオシャレ心は忘れていない。

ただ残念なことに「素敵、カワイイ、着てみよう」で試着室に向かえる体型でないので、まずはサイズという振るいにかける。ここ、大事。目視で判断し「いけるかな」と思ったら、身体に充てる。鏡に向かって「似合うかしら?」ではなく、身体を覆うだけの十分な幅はあるかのチェックである。それでもハラハラして、「着られるかな? 身体入るかな?」と呟きながら試着室に向かうのである。

そんなオバタリアンが、早く試着したい! と思える一着に、今回のファッション取材で出合ってしまった。モデルさんが着用していたグレーのギャザースカート。ほど良いボリューム感で、裾へ向かってフワリと広がるラインがかわいらしかった。ウエストがゴムであることを確認すると、モデルさんを追いかけ試着室へ。

「ちょっと、履かせて~」

履けた。鏡を見た。ん? 何か違う。あれ? どうした? この違和感はどこからやってくるんだ?しばらく、鏡に映る不格好なオバタリアンと睨みあう。左右に向きを変え、色々な角度から検証した結果、原因が判明。モデルさんの着用時は、腰を頂点としてキレイに広がる三角形のラインだったのに対し、鏡の中のラインは、揚げたての天ぷらチクワのように膨らんだ長方形になっていたのだ。グレーだから、管牛蒡でもいいか。「先が見通せる」縁起のいいラインに見えたところで、静かに私服に着替えた。

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2015-11-05
生こうじは、旨みと香りが違う

鈴木こうじ店

鈴木こうじ店

150年以上続く、老舗のこうじ専門店。建物はスタイリッシュな装いながら、代々の伝統を継承し、丹精込めたこうじ作りを続けている。

一般的な乾燥こうじではなく、繊細で風味豊かな生こうじのみを販売する。銘柄米を使用する米こうじ、JAS有機の米こうじ、玄米こうじ、麦こうじなど素材も様々。また自家製生こうじと、北海道産大豆、あらじおを使用した、無添加味噌も製造販売している。こうじの甘みが楽しめる出来たて味噌や、まろやかに旨みが増した熟成味噌など、こちらも種類が豊富。

毎週土曜の10時から「手づくり味噌教室」も開催している。受講料は、5㎏持ち帰り(容器付)3700円から。生こうじで、手作り発酵食品に挑戦してみてはいかが。

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