No.54

2022-05-20
日本茶に親しみ、和の心を呼び起こす

日本茶きみくら 静岡呉服町店

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茶処「掛川」に拠点を構える日本茶専門店「きみくら」が、静岡市の中心地に、寛ぎの空間「日本茶きみくら静岡呉服町店」を新たに構えた。漆喰の壁や大谷石をあしらい、蔵をイメージした重厚な佇まい。暖簾をくぐると、「きみくら」自慢の日本茶が出迎える。掛川の深蒸し茶や、県内の茶農家が丁寧に育てた茶葉など、現代人の嗜好に合わせた商品、きみくらのお茶に合う菓子の数々に目移りする。「呈茶の場」と呼ばれるスペースでは、店内の気になるお茶の試飲が可能。自宅用から贈り物など、用途に合わせた最適な品を、知識豊富なスタッフが提案してくれる。さらに店舗の奥に設けた「茶寮」では、厳選した日本茶とこだわりの甘味が楽しめる。カウンター席では、目の前でお茶を淹れ、もてなしてくれる。芳醇な香り、急須から湯呑に注がれる茶の音が心地よく、贅沢な気分に浸ることができる。

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2022-05-20
買う人の幸せが、作る人の幸せにつながる リサイクルサリー

EthicalStore&Plant-BasedCafe Ananda

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静岡では数少ないエシカルストア「アナンダ」。「エシカル」とは、倫理的、道徳的といった意味を持つ。環境や社会に配慮して、みんなが公平、正しいと思える活動を行う企業の商品を購入することをエシカルショッピングという。エシカルな貿易と言われるフェアトレードの商品は「アナンダ」を象徴する。今、店舗に多く揃っているフェアトレード商品は、バングラデシュなどの民族衣装サリーをアップリサイクルしたアイテム。パッチワークや刺し子で丁寧に手作りされたリバーシブルのマルチカバーや、クッションカバー、エコバッグ、カーテン、ヘアバンドなど、エキゾチックな柄の一点モノが多数。どれ一つ同じものがないから、選ぶのが楽しい。さらに、ショッピングを楽しむことが、知らず知らずのうちに環境や社会貢献になっている。

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2022-05-20
緑とインテリアで豊かに暮らす

The Plants Shizuoka Home-Garden Base

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オープンからまもなく一周年を迎える、植物とインテリアの店「The Plants Shizuoka Home-Garden Base」。テーブルサイズの小さな観葉植物や、オフィスやショップのシンボルとなる大きな観葉植物、定番から珍しいものまで、豊富な種類を取り揃えている。所狭しと並んだ植物は、見ているだけでも楽しい。屋外には中近東風のテラスが用意されている。グリーンを眺めながら、寛ぎの時間を過ごすことができる。植物好きな編集部スタッフの間では、「鉢カバーや、花器なども充実しているからインテリアに合う鉢が見つかり嬉しい」との声が上がっている。グリーンの育て方やガーデニングの相談にも答えてくれるから、気軽に足を運んでみて。また毎月最終土曜日に高品質の切り花が手軽な価格で購入できる「フラワーマルシェ」を開催。毎回人気で、数量限定のため早めの来店を。

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2022-05-20
百花騒鳴

53、ちぐはぐ

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数年ぶりに「規制のないゴールデンウイーク」。世の中のムードとは裏腹に、変わらぬ日常の中で仕事を続けた私。それでも、隙間を縫って「ゴールデンウイークらしい過ごし方をしたい」と思いたち、近所の山へハイキングに出かけることとした。それに友人の1人が付き合ってくれた。低山といえども、山道を行く。昔、登山で使用していたアイテムを引っ張りだし準備を整えた。当日は良く晴れた、アウトドア日和となった。ウキウキとした気分で友人と合流。すると、互いの服装を見て同じ言葉を発した。

「どこへ行くの?」

しっかりと登山の格好を整えた私。一方、友人は、デニムにオシャレスニーカー、小さめのバックパックといったいで立ち。「バーベキューにでも行くんですか?」と突っ込んだ。友人からすると私の方が過重装備だという。近所の散策路を歩くのに、ストックまで持ち出すのかと笑う。「いや。いや。今から行く道は、立派な山道だから。山をなめんじゃないよ!」と制した。ちぐはぐな格好の二人連れは、目的地へとやってきた。「はい。ここがスタート地点です」と宣言すると、周囲を見渡し、進む先を見つめた友人が「ホントだー。山道だ~」と言うも臆する様子がない。すいすいと山の中を進んでいく。「気を付けてね。分かれ道っがあると危険だから、慎重に進路確認してね」と後ろから大声で呼ぶ私に、地元の山なんだから大丈夫だと意に介していない。こりゃ、大変なパートナーを連れてきちまったぞと、汗よりも先に、背中にひんやりとした空気を感じながら、頂上をめざすこととなった。

 

今号も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

百花壇は次号で10年目を迎えます。これまで、支えてくださった読者の皆さま、掲載店さま、設置店さまに深く感謝申し上げます。

これから先も、皆さまに喜んでいただける情報の収集を続けていきたいと思っています。

それでは、蝉しぐれの聞こえるころにお会いいたしましょう。

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