No.16

2016-01-04
変化し住みつなぐ、「やあたの家」

remex

株式会社 リメックス

経年変化とともに味わいを増す、本物の家を手掛ける地域密着の住宅会社リメックスが、モデルハウス「やあたの家」をオープン。住む人のライフステージに合わせ、簡単な工事で間取りを変えることができる「ロングライフステージの家」である。新婚当時、育児期、子どもの思春期、壮年期…家族の在り方は、常に変化するもの。その時々を、快適に暮らすために、壁が10万円、引戸が5万円の予算から、間仕切り壁やドアを自由に配置できる。

間取りは、1階に広々としたLDK。間仕切りの役を担う可動式のキッチン家具があり、普段はキッチンを緩やかに隠す。大勢集まる場面では、移動させ大きなフロアとして活用可能。2階は、開放的なフリースペースと、ウォークインクローゼットのある寝室がある。ここが、改修可能なエリアになる。

変化に耐え、長く住み続けるための耐久性も万全。地震の揺れを吸収する制震オイルダンパーを加えた、最高等級の耐震構造の長期優良住宅。外部には腐りにくい木エコアコールウッドを使用。本気で100年住み継がれる家をカタチにしている。

その100年後の地球環境、未来をも、しっかりと見据えているのが、この家の更なる魅力である。静岡市中山間地「オクシズ」産のスギ、ヒノキを使い、地元の山が放置されることなく、土砂流出の防止、川、海の環境保護に一役をかう。太陽光発電やエネファームの活用で、ゼロエネルギーハウスの基準に適合し、温暖化ガス削減にも貢献する。また機械設備に極力頼らず、建物の構造や材料などの工夫により熱や空気の流れを制御し,快適な室内環境を作る「パッシブデザイン」を取り入れている。

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2016-01-04
春眠、爽快に目覚める

いなべ

寝具専門店 わたしの眠りいなべ

朝、スッキリ目覚めるという感覚を、あなたは実感したことがあるだろうか? 人生の三分の一を占める睡眠。体を休ませ楽になるために眠ったはずが、眠りの質次第で、朝の起き抜けから、眠った気がしない、疲れがとれない、やる気が起きないなどネガティブな状態でのスタートとなる。記憶、意識のない時間だからといって、軽視すべからず! 運動、食事と同様に、睡眠についても意識を高め、5年後、10年後の自分の健康を守っていこう。

眠りに悩みをもつ人たちから注目を集める「わたしの眠りいなべ」では、スタッフが丁寧なカウンセリングを行い、眠りの相談を受け、使う人に合わせた寝具を提案してくれる。なかでも、5年間の定期メンテナンスパックが付けられるフルオーダー枕が人気。毎日使うことで、沈みや偏りで状態が変化するため、常に体型にピッタリと合うように、定期的に高さ、柔らかさなどを調整してくれる。

さらに体重の92%を支える敷布団には、脚本家の小山薫堂氏の依頼を受け、日光金谷ホテルのスイートルームにも採用された、いなべオリジナル整圧敷布団がある。凹凸のあるカーボン入り素材で、カラダをしなやかに支え、体重を分散してくれる。朝の目覚めを確かめたい人には、レンタルも可能。2月6日〜3月31日、、丸井静岡B館にて「眠りの相談所」を開催。

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2016-01-04
勢い溢れる、心意気の海鮮めし

わいわい

すし処 若いわい

旧清水市の駅前で大きな割烹料亭を営んでいた「若岩井」。現在は水産業へと業態を変えたが、4代目となる現社長が昔の暖簾を掲げ、新たなスタイルの店舗をスタートさせた。15年10月にオープンしたばかりの「すし処 若いわい」は、東京で江戸前寿司の道を一途に歩んできた、太田雅己さんを親方に迎え、手を掛けた職人の握りを良心的な価格で提供している。

特にランチのお得感は群を抜く。本マグロと並んで希少価値の高いミナミマグロを惜しげもなく使った「南まぐろ中トロめし」は、数種の小鉢や味噌汁なども付いて1480円。角のない優しい風味の酢飯と、品のある濃厚な脂の甘みが、口の中で更なる旨みへと変化していく。また丼の脇に添えられる、まぐろのトロトロ煮も、職人の手仕事を感じる逸品。臭みがなく、ホロホロととろけるように解れていく。

さらにお得感を感じるメニューが、数量限定の「特選海鮮めし」。旬の白身魚に、マグロ、子持ち昆布、エビ、ウニ、イクラなど10種近い海鮮が、零れそうな勢いで丼を覆う。これに小鉢や焼きアナゴなどが付いて2000円。定価でも十分にお得であるが、日替わりでグランドメニューのいずれかが、半額近くの値引き価格で提供されることも。気っ風のいい食事に出合い、春から運気が上昇しそうだ。

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2016-01-04
わたしの中の余分なモノにさようなら

nakaniwa

アロマテラピー専門店 nakaniwa

小さな通りを歩いていると、とあるビルの半地下から、もれる明かりを発見。誘われるよう階段を下りると、そこは小さなアロマテラピーサロンだった。

魅力的な笑顔の女性が出迎えてくれ、聞けば、『かっさ』トリートメントが人気とか。古来中国から伝わる民間療法が基軸で、体調に合わせ調香したアロマオイルとゲルマニウム配合のプレートを使い、疲れの溜まったカラダにアプローチしていくという。とても気になり、体験させてもらうことに。アロマオイルのいい香りに包まれながら、施術がスタート。ハンドによるマッサージとプレートの不思議な動きが、少し強めの心地いい圧力。カラダに溜まった余分なモノを流してくれるよう。「すっかり虜だわ~」と脱力の溜息をつき、重くなった瞼をゆっくりと閉じた。

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2016-01-04
エステティックの最高峰ブランド「CARITA」の実力

エリザベスチェア

エリザベスチェア

エステティックという言葉が知られる遥か以前に、パリの高級ブティックが立ち並ぶ通りからスタートした老舗ブランド「CARITA」。一人ひとりのフェイシャル、ボディ、ヘアのトータルの美しさを追求する美のオートクチュールとし、世界から高い信頼と評価を受けている。その実力を体感できるのが、エリザベスチェアのエステティックルーム。施術者として長いキャリアを持つ菅野真由さんが、オールハンドで「CARITA」秘伝のケアを施す。皮膚科学に基づき開発されたエッセンスを、じっくり奥まで届ける。一回のトリートメントで、肌の透明感、モチっとした弾力に驚くとか。通常12960円のエイジングケアコース(80分)を百花壇の読者なら10000円で体験できる(2月末まで)。

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2016-01-04
百花騒鳴

百花騒鳴

15、サルの子

年末年始のシーズンになると、幼いころの一人遊びを思い出す。

母の実家は、田舎で商店を営んでいた。まだコンビニなんてない時代、周辺に大型店舗もないことから、生鮮品に酒、衣類まで扱い、大変賑わっていた。クリスマスには、ホールのケーキが山のように積み重なり、暮れには、正月用品を買い求める人が朝からひっきりなしに訪れる。大人たちは、座る間もないほど大忙しだった。子どもは、幼い私だけ。近所の幼なじみと遊ぶこともあるが、夕暮れからは、お一人様の時間である。

大人の目が届かないことをいいことに、店舗でオヤツを物色する。お気に入りは、古いガラスの戸棚に入ったスルメである。引き戸の音を立てないように、ゆっくりと開け、大きなスルメをこっそり1枚抜くと、台所へ走る。小皿を用意し、マヨネーズ、しょうゆ、七味を混ぜてスタンバイ。薪をくべられ、パチパチと音を立てるダルマストーブの上に、スルメをのせる。身が丸くなりかけたところで、「アツアツ」といいながら、裂くのである。そして湯呑に、祖母が漬けた梅酒を、トクトクトク…と注ぎ、やかんのお湯で割る。八代亜紀の歌を口ずさみながら、夕飯前の独り晩酌を楽しむのだ。ほろ酔い気分のところで、誰かに見つかり「あんた、また梅酒飲んだね!顔真っ赤だよ。サルみたいだよ」と叱られる。これが、幼い私の一人遊びである。良い子もいたずらっ子も、決してマネをしないで頂きたい。

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