back number, No.01

2013-07-01
憧れがカタチになる! ストーリーを感じる空間に暮らす

シバタ建設

シバタ建設

海外の映画や写真を目にしたとき、風景が醸しだす雰囲気に魅せられることがある。その多くが真新しい建造物ではなく、経年を感じさせる味のあるものではないだろうか?人の温もりや歴史が刻む物語を想像して、心が弾む。「こんな町に住みたい、こんな家に暮らしたい」と憧れる。その思いをカタチにしてくれるプロ集団が静岡にいた。「シバタ建設」の若き職人たちは、渋いアーリーアメリカンや60’s、ふんわりとしたフレンチカントリーなど幅広いテイストの建築を手がける。こだわりは、虫食いや経年で内部の状態が不安定になりやすい古材は使わないこと。新品の木材を自分たちの手でいくつもの工程を重ね、古めかしい風合いを出す。削り、色を重ねるなど1本の柱に平均4~6工程ほどを繰り返す。手間はかかるが、安全性やコストパフォーマンスは古材よりも高いという。
2013年春にオープンしたばかりのカフェ「boop‐oop‐a‐doop」も、彼らの作品の一つ。60′sの雰囲気が大好きというカフェオーナーの要望に応えて、内装からインテリアに至るまで一つずつ手作りされている。「既製品ではないから、素朴でリアルな雰囲気が再現されている。120%満足しています」とオーナーは

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