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2016-03-01
百花騒鳴

百花騒鳴

16、仮装

百花壇としては、初のウエディング企画に、制作サイドも胸を躍らせた今回。いくつになっても、美しいドレスは、女子心をくすぐる。一度もウエディングドレスや白無垢を着たことがない私にとっては、尚更憧れの的である。なぜ20代のお肌ピッチピチのときに、ビスチェタイプのドレスや、綿帽子を被って、記念写真の一枚も撮っておかなかったのだろうと、今さらながらに後悔している。

ならば、フォトプランを試してはどうか? という話になった。もう少し、ほんのもう少しだけスマートになったら、お一人様ウエディングを挙げようと思う。もちろん、「可哀想だから、エスコートくらいしてやるよ」と言ってくれる奇特なイケメンがいたら、謝礼をお支払する腹積もりはある。

しかし、一つだけ心配ごとがある。その昔、我が母をはじめ、親戚、ご近所の熟女隊が、結婚式場のイベントに参加し、メイク、ヘアもバッチリにキメ、ドレスでの記念撮影を行った。その出来上がりの写真が、凄かった。隣のおばさんは、「なめたらアッカン~」と歌い出しそうな天童よしみに、叔母は僧侶が被る誌公帽子みたいな飾りをつけ、まるで三蔵法師だ。母は、森で出会ったら失神してしまいそうな魔女に仮装していた。本人たちは、至って真剣に、ドレスアップしたつもりだ。周囲からしたらコントだった。

そろそろ当時の母たちと近い年齢になってきた。いざとなったら、デジタルの魔法を駆使して、画像中だけでもスレンダーな美女に仕上げてもらおうと目論んでいる。

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