back number, No.56

2022-09-16
立体的な絵画が、光り輝く不思議なアート

遥のぶ

スクリーンショット 2022-09-16 16.20.26

立体的で不思議なアート、シャドーボックス。同じ絵柄の紙を何枚も重ね、立体的な作品に仕上げるアートで、17世紀中ごろ、ヨーロッパの上流階級が楽しむ工芸品として流行した。日本では「3Dアート」(立体絵画)とも呼ばれ、額の中に広がる立体的な世界が魅力だ。長年カルチャースクールなどでシャドーボックスの講師を務める作家の遥のぶさんは、新たなシャドーボックスアート「ライティングシャドーボックス」を開発した。オリジナルの画像を特殊な紙に印刷し仕上げた作品に、LEDライトを仕込んでいる。そのままでもアートとして楽しめるが、点灯させると作品がやさしく光り浮かび上がる。ライトは無段階調整が可能で、インテリアとしてリビングやベッドルームに飾っても素敵。夜長を楽しむアイテムにぴったり。縦15.5cm×横12cm×厚み7cmほどのフレームに満開の薔薇を収めた「ローズ」シリーズは、12,000円。作家がヨーロッパ滞在中に目にした風景を切り取った「風景」シリーズには、「ロンドン 夕景のビッグベン」、「秋のモンサンミッシェル」がある。縦25cm×横25cm×厚み7cmほどのサイズで20,000円。オフィシャルサイトから購入が可能。画像の光る不思議なアートを、静かな夜に楽しんでみては。

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