No.47

2021-03-13
大航海時代のロマンを感じる船旅を

アンジン1

星野リゾート 界 アンジン

「青い目のサムライ」と呼ばれた英国人航海士ウィリアム・アダムス、日本名三浦按針ゆかりの地に建つ温泉旅館。館内は、いたるところに海や船旅にまつわるアートを取り入れた、スタイリッシュな空間が特徴。全室オーシャンビューの客室は、かつて航海で使われていた舵や櫂などを取り入れた、海へのロマンをかきたてる船旅仕様。ローベッドとソファを設えた快適な空間で、海上にいるような航海気分が味わえる。英国のエッセンスを加えた特別会席では、ブイヤベース鍋が供される。具材には伊勢海老、金目鯛、あさりなど。出汁の旨味、魚の旨味を存分に味わえる一品。アーティスティックな半個室で、ゆったりと海の幸を心ゆくまで楽しめる。最上階に位置した大浴場からは、青く広がる太平洋を一望。男女それぞれにみかげ石の内風呂と岩造りの露天風呂を備え、朝日に光る水面やグラデーションに染まった空と海の景色は外せない絶景。時間とともに移りゆく眺めを堪能できる。湯上がりには、甲板をイメージした「サンブエナデッキ」で海風にふかれながら、昔、航海のお供と言われていたクラフトビールを一杯。

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2021-03-13
海と桜が織りなす絶景を独占。完全プライベート空間

リゾナーレ熱海

星野リゾート リゾナーレ熱海

熱海駅から送迎バスで約20分。熱海の絶景と温泉に浸る、全室オーシャンビューのリゾートホテル「リゾナーレ熱海」がある。スタイリッシュな空間デザインに加え、相模湾と熱海の街並みを一望する絶景が魅力的。この春、桜が咲き誇るシーズンに合わせてお花見プラン「海と桜のプライベートお花見ステイ」が登場する。桜が最もきれいに見えるオーシャンビューのテラス付きの客室から、視界いっぱいに広がる海と、華やかな桜を独り占めできる11組限定の贅沢なプラン。日中は、目の前に広がる海の青色と、桜のピンク色が織りなす景色を堪能。ピンク色のパッケージのお菓子が並ぶ「桜スイーツツリー」が客室に用意されており、お花見気分をさらに盛り上げてくれる。夜も、日中とはまた違った幻想的な夜桜の鑑賞が楽しめる。月明かりに照らされた海と、光り輝く街の夜景と、夜桜に心ゆくまで浸る。客室に用意されたヒ桜色のロゼスパークリングワインを片手に、寝る直前までお花見を。また、桜に囲まれた客室テラスで、リゾナーレ熱海オリジナルデザインの線香花火も楽しんで。

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2021-03-13
春を詰め込んだ、独創的なフレンチ

旬輝

旬輝

地元の有機野菜や、持続可能な漁法で捕られた魚介、ストレスをかけずに仕留めるジビエ、整った環境で育った畜産物など、妥協のない食材選びで、県内の良質な食材を集める、フレンチレストラン「旬輝」。静かな住宅街に建つ邸宅スタイルのレストランには、周辺に住まう食通たちが、足しげく通う。ランチは3,000円から、ディナーは5,000円から予約を受け付けている。また、レストランの味を、自宅で味わえるテイクアウトメニューも人気。コースで提供するメニューを詰めた「彩り弁当」は2,500円。入荷食材によりメニューが変わるが、例えば浜松市の杉山ナッツのピーナッツバターを加えたフキノトウ味噌を付けて味わうイサキのポワレ。メダイや、タラの芽、コゴミ、ノビルなど採りたて山菜のフリット。南マグロの大トロのパネグリエなど、満足度の高い内容。「ハンバーグ弁当」は、魚料理や魚介のフリットなどを詰めた贅沢な内容で2,000円。さらに、旬の素材を使った「季節のロールケーキ」も用意。3月~4月は「サクラ」。ケーキをサクラ餅に見たて、塩漬けの桜葉や桜花、サクラのペーストを練り込んだ生地の中に、サクラ風味のクリームと甘酸っぱいイチゴが包まれている。テイクアウトメニューは、いずれも前日までに予約。店舗でも、自宅でも、手間をかけた旬の味を楽しんで。

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2021-03-13
ダメージを抑えて、根元から上がるラッシュリフト

dap

hair studio dap(ダップ)

大人の悩みヘアも、美髪へと導いてくれると評判のヘアスタジオdapでは、毎週水曜、木曜限定で、目元メニューの予約を受け付ける。一人一人の骨格や目の形、メイクのイメージに合わせたスタイリングを提案。まつげは、化粧品登録された国産のカール剤を使い、トリートメントしながら、根元からキレイに立ち上げてくれる「ラッシュリフト」が初回5,500円。毛並みを整え、ナチュラルに上げてくれる「まつげカール」は初回3,100円。眉は、ワックスを使わずに、スタイリングしてくれる「美眉スタイリング」が、初回2,200円(アイブロウが長持ちするティント付はプラス1,000円)。肌が敏感な人も安心して受けられる。ラッシュリフトと美眉スタイリング、ティントのセットは、初回8,100円。また、静岡初上陸の「アイブロウラミネーション」も近日メニューに登場予定。

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2021-03-13
誰かに贈りたくなる、丁寧につくられたキッシュとお菓子

コルデ

菓子工房 コルデ

静岡市葵区の閑静な住宅街に今年1月ひっそりとオープンした菓子工房。食事にも合うキッシュや、丁寧に作ったスイーツ、手土産に喜ばれそうな上品な焼き菓子が並ぶ。丸型のキッシュはオリジナルレシピで、生地からひとつひとつ丁寧に手作り。静岡県産小麦を中心に、こだわり抜いた素材のキッシュはサクサク感がたまらない。定番の味は、野菜がたっぷりと入った「ロレーヌ」。日替わりで、グラタンやキーマカレー、チキンのトマト煮など、常時2種類を用意。ショーケースには、飽きのこない昔ながらのママの味「ママプリン」や北海道産クリームチーズを使った「チーズケーキ」といったスイーツが。華やかな静岡県産イチゴがたっぷりとのったタルトは4月頃まで。その他、週ごとにメニューが変わる焼き菓子は、予算に合わせて箱詰めも可能。

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2021-03-13
百花騒鳴

hyakkameisou

46. かすみ

「春がすみ」とは、春に発生する霧や靄などによって、遠くの景色がぼやけて見える状態をいう。日本の美意識、そこはかとない色気を感じる響きだと思う。遠くの富士に目をやり、ぼんやりと見える時には、気温は低くとも春の到来を感じさせてくれる。今回のロケでも、かすむ日があった。取材場所へ向かって自転車を漕ぐ。晴れているのに、前方に写る山際はかすんでいる。「春だね~」なんて独り言。無事に目的地に着き、取材を進める。紙面で紹介するアイテムを確認する。商品のパッケージを確認するのも、大事な仕事だ。なんと書かれているのか、読み上げようとした。しかし、この日は、春がすみ。パッケージの文字さえもかすんで、ぼやけて、読めないのである。「あら、これ何と書いてあるのかしら?今日は、かすんでいるから~」と、言ってハッとした。春がすみで見えなくなるのは、遠方の風景。私が見えていないのは、近場の小さな文字だった。四季ではなく、老いを感じた瞬間だった。

後日、遠近両用レンズの入ったメガネを手に入れた。メガネ越しの世界は、曇った日でも案外クリアであることを知った。私が感じたあの美しい春がすみは、単なる目のかすみだったのであろうか。

 

今回も、最後までお読みいただきありがとうございました。

次回は、「新茶」のシーズンにお目にかかります。ごきげんよう。

 

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