back number, No.58

2023-02-10
ペットとの幸せな暮らしを叶える

いざという時に慌てない。暮らしの中でできる災害対策-犬編-

_65A1451

災害は突然やってきて、愛犬との暮らしを一変させるもの。制限の多い生活を強いられても、人も愛犬も健康的に過ごすことができるように、日ごろから備えておこう。避難所での生活は、公衆衛生上の配慮から、人と動物のスペースを分ける「棲み分け」が行われる。犬用に確保された場所で、1日のほとんどの時間をケージなど狭い空間で過ごすことになる。状況次第では、ボランティアに世話をしてもらうこともあり得る。このような環境で生活するためには、必要なしつけがある。

 

1. ケージに慣れておく

ケージの最適なサイズは、愛犬が入って方向転換ができる、立ち上がることができるもの。大き過ぎず、外が見え過ぎないものが安心できるという。バスタオルなどで覆い、視界を遮っても構わない。ケージに入るトレーニングを行う場合は、愛犬がいる場所に数日前からケージを置いておく。入る練習は、おやつを鼻先に出して、ケージの入口に誘導する。そのまま中へ誘導し、おやつを食べさせる。この時に、優しい声で褒めてあげる。何度か繰り返しケージに入ることに慣れたら、食べ終わるまで時間のかかるおやつなどを中で食べさせる。ケージの中では、嬉しい事があるという体験を重ねることがポイント。喜んで入るようになったら、そっと扉を閉めて数秒で開けるという動作を繰り返す。トレーニングは、焦らずに日数を掛け、続けていくことが大事。ケージは、安心できる場所だと愛犬に覚えてもらおう。
※続きは冊子にてお楽しみください。

Posted in back number, No.58 | Comments Closed