back number, No.64

2024-01-21
資材をつなぎ、新しい価値を生み出す 「エシカルプロジェクト」

atelier Sù アトリエス

スクリーンショット 2024-01-21 8.03.20

地域の資源、文化、技術をデザインの力で結び付け、新たな価値を創造し、世界へ発信する活動を続けている「atelier Sù」では、今秋「静岡発のエシカルプロダクト」を立ち上げた。様々な製品の製造工程で発生する端材を利用して、木、竹、陶磁器、繊維など、地域に根差した自然素材や技術と組み合わせたデザインにすることで、オリジナリティ溢れる作品を生み出している。そのままでは処分されていたパーツたちに、アトリエの代表でありデザイナーの鈴木啓子さんが、新たな姿、役割を与えているようだ。その一つは、小鳥の巣箱をイメージした茶箱のセット。木箱は、ヒノキやクリ、ウォールナットなど家具製作で発生する天然木の端材を利用し、色味や風合いを生かした温もりを感じる仕上がり。中には、鴨をモチーフにした陶器の急須、卵型の湯飲みが納められている。日常使いはもちろんのこと、来客用の茶器やギフトとしても活用しそう。同じ天然木の端材で、3段ラックも製作した。高さと幅の異なるラックの使い道は無数にある。玄関先などちょっとしたスペースに置くことで、素敵な飾り棚に。重ねればコンパクトに収納できる。また、遠州織物の糸や布の端や、障害福祉サービス事業所の作業者が色とりどりの糸で織りあげた布を組み合わせて完成したのは、素朴で可愛らしいティーマット。いずれの作品も、「お茶とクラフトであなたの時間を楽しんでいただく」をコンセプトとしたオンラインストア で購入が可能。3月の展示販売会でも、手に入れることができる。

 

♦︎イベント♦︎

進化系☆四人展

4名のデザイナーによる共同展示販売会を開催!

期間中は真田紐と着物リメイク小物のワークショップも予定しています。

 

期間:2024年3月14日(木)〜17日(日)

場所:静岡市葵区鷹匠2-6-1  GALLERY悠

出展者:atelier Su’ 鈴木 啓子(お茶小物)、創房荻須 内山 あき江(真田紐のアクセサリー)、表装家 神戸 美知子(現代表装)、K’s Remake 竹川 佳須美(着物をリメイクした服)

 

atelier Sù

静岡市葵区瀬名川1-32-16-307

054-340-0345

https://ateliersu-shop.com

Posted in back number, No.64 | Comments Closed