No.40, 最新号

2020-01-11
百花騒鳴

百花騒鳴

39. ヒーロー

ドラマやアニメ、物語に登場するヒーローに、額に印をいただくキャラクターがいる。古いところでいえば、早乙女主水之介。「天下御免の向こう傷…」といったところで、このセリフを今、どれだけの人が理解するだろうか。わかりやすいキャラクターでいえば、ハリーポッターだろうか。いずれも、過去の傷を背負いながら、悪と立ち向かうヒーローだ。
なんと今年になって、齢40半ばのどこにでもいるババアである私の額にも御印が現れた。鏡で自分の顔を映した時である。額中央にある大きなシミの中に、文字が浮かんでいることを発見した。アルファベットの「S」がくっきりと白抜きされているではないか。わわわわ、何のS??娘や母にも見てもらった。
「あら、やだホントだ…」失笑。
これ、何を意味するSだと思う?と突飛な質問をする私に、「確かにイニシャルはSだけど、それじゃヒネリがないね~」と応える娘。
結局、家族からは「しっかりしろ」「慎重に」「損して徳とれ」「死ぬ気で頑張れ」と、サ行ではじまる、日ごろの私に対する注意喚起、咤激励が返ってきた。前出のヒーローのように人を救える器でないが、せめて家族にとってのババアヒーローであろうと、今年も頑張ろうと思う。ただ、この特異なシミを発見後、皮膚科へとすっ飛んでいったのは言うまでもない。

明けましておめでとうございます。
今年も皆さまにとって輝かしい一年でありますように。
次回は、春告鳥の鳴くころにお会いいたしましょう。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

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