No.25, 最新号

2017-07-09
享楽の世界へ誘う 食の魅惑

エピキュリアン05

EPICURIEN(エピキュリアン)

足元を埋める妖艶な花が、異空間へのエントランスだということを印象付ける。歩を進めるごとに、今から出合う美食への期待が高まる。ホールは、奥行きのあるカウンター席がメイン。10席のどの位置からも、厨房の様子をつぶさに観察することができる。正統なフレンチでありながら、格式張らない店作りには、オーナーシェフの伊藤洋さんのこだわりがある。「ライヴな料理を提供したい」、作り手が直に食べ手へ料理を伝える、食べ手の様子を作り手が掴みとる、互いのコミュニケーションで、料理をより一層美味しく仕上げていきたいと語る。 初めての来店であれば、店名を冠した昼夜共通のコース「エピキュリアン」がおすすめである。コンセプトやシェフのセンスが、過不足なく表現されているメニューだから。

ある日のコースのセカンドオードブルは、天然マダイのマリネ。野菜とともに添えられたクリスビーな食感の白味噌のセックを、崩し絡めながら魚身をいただく。シャルドネビネガーの爽やかな酸味に、コクが加わり奥深さが増す。マダイをはじめ、多くの魚介は、五島列島、五島灘の天然物を空輸で仕入れている。自然条件に恵まれた漁場で、多様多彩な魚が回遊しているため、質の良い新鮮な天然物が手に入る。季節や日により、趣向の違う魚料理を楽しませてくれる。

このほかオードブル、スープ、魚料理、肉料理、デザート、食後のドリンクが付き5800円。別にランチコースは3000円から用意がある。

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