No.48

2021-05-18
思わず夢中になる、手織りの世界

おん手織工房

おん手織工房

たて糸と、よこ糸を組み合わせながら自分だけのオリジナルの布を織り、手織りの楽しさと自由さを味わうことができる手織教室「おん手織工房」。はじめてでも気軽に体験できる「裂織り」は、古布や着なくなった着物を細く裂き織り込んでいく技法。なかなか捨てられない思い出の品を、新しいものへと生まれ変わらせ再利用する。その素敵なバトンタッチの魅力が若い世代からも注目されているそう。その他、自分の好きな色に染めた糸で織る「糸染め」や「絣」、「組織織り」など、作りたいものに沿って指導してくれる。また一年半に一度、生徒が作った作品を披露し、販売する作品展を開催。今回は、「ギャラリー濱村」で、5月20日より開催する。「一つとして同じものができないところが魅力」と口を揃える生徒の個性あふれる作品は必見。

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2021-05-17
寺院運営の安心な永代休養 静岡初の「自動式搬送納骨堂」が誕生

本要寺

本要寺

近年、家族の在り方や働き方の多様化により、墓所も同様、自分のスタイルに合った墓所選びをする人が増えている。そのスタイルのひとつとして挙げられるのが納骨堂。なかでも遺骨が参拝スペースまで自動的に運ばれてくる「自動搬送式納骨」と呼ばれる納骨堂の申込が首都圏を中心に増えいているという。静岡県内では初となる、「自動式搬送納骨堂 永遠の郷-とわのさと-」が誕生した。JR清水駅から徒歩10分に位置する、400年余の歴史を持つ、由緒ある示迹山 本要寺が管理する。個別の参拝カードをカードリーダーにかざすと、遺骨を納めた厨子が現れる。参拝画面には、登録した遺影などが表示される。最新のシステムを導入した墓参りのスタイルだ。宗旨宗派は問わず、1区画最大8人まで納骨が可能で50万円(税込)。永代供養を含む手頃な価格で、お墓に関わる負担を軽減してくれる。現代的なシステムでありながら、 寛永元年から続く歴史ある寺院が管理してくれるから、先々までも安心して任せられる。墓じまいや改装、墓の引越しを考えているなど、墓所に関する悩みごとは、「自動式搬送納骨堂 永遠の郷-とわのさと-」を運営するタナカ石材株式会社まで、気軽に相談を。

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2021-05-17
大切な一着がキレイに蘇る 着物専門クリーニング

さが流

 

きもの病院 さが流

繊細な着物は、日々のお手入れであっても、しっかりと信頼できる専門店に任せたいもの。40年以上に渡り和服専門クリーニングとして実績のある「さが流」は、質の高い技術とサービスで、全国から多くに依頼と信頼を得ている。基本のクリーニングでは、まず襟や裾の汚れを中心にしっかりと取り除いた後、素材や状態に合わせた作業を経て、丁寧に仕上げてくれる。袷は7,700円、振袖・留袖は11,000円で、依頼から23週間でできあがる。急ぎの場合は、プラス1,000円で34日での仕上げも可能。また、シミ抜きや修復、リフォーム、仕立てといった依頼はもちろんのこと、仕立て直し、縮み直し、袖切り、袖戻し、染め・色掛け、撥水加工など、専門店ならではの幅広い依頼も受け付けてくれる。色褪せや、体型の変化や縮みで着られなくなってしまったお気に入りの着物が、もう一度蘇るかもしれない。役目を終えた着物は、ドレスやバッグなど別の姿に生まれ変わらせることもできる。「もう着られないかな」と諦めてしまう前に、電話相談、オンラインショップからのオーダーなど、遠方の人向けのサービスも用意している「さが流」に一度相談してはいかがだろう。

 

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2021-05-17
百花騒鳴

hyakkameisou

 

47. 激痛

 

ある朝目覚めると、身体の自由が効かなくなっていた。左下半身が激痛で動かせない。立ち上がることはおろか、上半身を起こすことすらできない。原因は、分かっていた。前日、同部位の鈍痛のために、友人が勤める近所の整形外科を受診した。そこで「おそらくヘルニア」と言われていた。しかし、この状況は予想していなかった。まさか、身体を起こせなくなるとは。とりあえず、横泳ぎのように這いずり、寝室を出た。しかし何もできない。「これ、どうするよ。救急車?こんなに意識がハッキリしているのに、救急車のお世話になるの?」自問を繰り返すが、答えが出ず、前日世話になった友人に電話した。「それは、もう救急車だ!」そう言って、勤務先の病院から大人用のオムツと医療機関への紹介状を持って駆けつけてくれた。粗相があってもいいようにと、友人にオムツをされた。齢45で、大人のオムツデビューと相成った。その後、タンカで救急車へと運びこまれた。付き添ってくれた友人がテキパキと対応してくれるが、親族への連絡が必要とのことだった。実家へ電話を掛けた。すると、電話の向こうの様子がおかしい。なんと、食あたりで家族みんなが寝込んでいた。「こんなことってある~?」と笑いが込み上げてくる。不調の者同士、互いの健闘を祈りつつ終話。私は、サイレンの鳴る車両に揺られて、病院へ運ばれていった。

 

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございます。多くの方のご協力で無事発行することができました。次回も、皆さまに喜んで頂ける情報を集めて参ります。

では、雨の匂いの残る半夏生にお会い致しましょう。

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