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2022-11-15
スパイスと野菜の旨みを生かした、奥深いスープカレー

スープカレー コモレビ

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2022年5月にリニューアルオープンしたスープカレー コモレビ。ホテルの一角に店舗を構える、ゆったりとした空気が心地良いスープカレーの専門店。これまで多くのジャンルを経験してきたシェフが、前身である「カンクン」のレシピを引き継ぎ、こだわりが詰まったカレーに仕上げている。スパイスは、薬膳をベースとした十数種類を配合。3時間かけてじっくりと炒められた玉ねぎや、野菜のヘタや芯などで作る旨味と栄養がつまったスープ「ベジブロス」、カツオや昆布といった和の出汁やチキンスープなどを合わせ、コトコト煮込むとコク深いスープカレーが完成する。季節ごとに変わるトッピングの野菜は、大振りで食べ応え抜群。素材本来の美味しさや食感の違いを楽しむため、蒸し、素揚げなど調理法を変えている。別皿で添えられる自家製辛味パウダーも、数種類のスパイスをじっくりと炒めた自家製パウダー。一振りすれば、辛味のある奥深い味に変化する。定番人気のメニューは「チキンレッグ&ベジタブル」。柔らかく煮込んだ後に素揚げしたチキンは、優しい味でスープカレーと相性抜群。「豚バラコンフィ&ベジタブル」はローズマリーの香りをしっかりとまとい、カレーに負けない滋味深さ。どのメニューもボリュームがありながらも、ぺろりと食べられてしまう。スープカレーやサイドメニューはテイクアウトも可能。また、夜は店舗奥にあるカウンター席にてワインとおつまみを楽しむお店「nico」として営業している。

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2022-11-14
百花騒鳴

  1.  陶芸

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「芸術の秋」というフレーズに刺激された我が家は、家族揃って初の陶芸体験にチャレンジした。誰一人、芸術的センスを持ち合わせていないため、土を練る所から、既に動作がおぼつかない。先生も、とんだ生徒たちがやってきたと思ったことだろう。作業中、先生は何度も「困ったことがあったら、直ぐに声を掛けてくださいね。助けにいきますよ」と言う。「はーい」と返事だけは優秀な我々は、師の言葉の真意を理解せず、勝手に手を進める。その結果、娘の茶碗は底に穴があいた。直ぐに先生の助けが入る。娘の茶碗の手直しに、先生が苦戦している間に、今度は私の茶碗がびろ~んと外に広がった。「あら大変、お花が咲いてしまいましたね」と先生。先生が、忙しく私と娘の間を行き来する。我関せずとばかり、部屋のすみで作業に没頭しているのは、一番不器用な母。母は、丸い平皿を作っていた。先生が丸く整えてくれた粘度を、均等に伸ばしていくだけ。一番簡単な作業だと言われた……はずだった。しかし、みんなが目を離している間に、深刻な事態となっていた。さっきまで丸かった粘度は、マンボウの出来損ないのようないびつな形状で、ぺろんぺろんに薄くなっていた。「夢中で伸ばしていたら、こんなになっちゃって……」夢中になるにしても限度があるだろう。薄いにもほどがある。これには先生も「あら、まあ、ね~、フフフ」と言葉がない。どうかは皿に見えるくらいまでに修正してもらい、我々の粘度遊び、もとい芸術は完成となった。

 

今回も最後までお読みいただきありがとうございます。今年も一年、ご愛読いただきましてありがとうございました。来る年が、皆さまにとって健やかな一年でありますようにお祈り申し上げます。新年にお会い致しましょう。

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2022-09-16
立体的な絵画が、光り輝く不思議なアート

遥のぶ

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立体的で不思議なアート、シャドーボックス。同じ絵柄の紙を何枚も重ね、立体的な作品に仕上げるアートで、17世紀中ごろ、ヨーロッパの上流階級が楽しむ工芸品として流行した。日本では「3Dアート」(立体絵画)とも呼ばれ、額の中に広がる立体的な世界が魅力だ。長年カルチャースクールなどでシャドーボックスの講師を務める作家の遥のぶさんは、新たなシャドーボックスアート「ライティングシャドーボックス」を開発した。オリジナルの画像を特殊な紙に印刷し仕上げた作品に、LEDライトを仕込んでいる。そのままでもアートとして楽しめるが、点灯させると作品がやさしく光り浮かび上がる。ライトは無段階調整が可能で、インテリアとしてリビングやベッドルームに飾っても素敵。夜長を楽しむアイテムにぴったり。縦15.5cm×横12cm×厚み7cmほどのフレームに満開の薔薇を収めた「ローズ」シリーズは、12,000円。作家がヨーロッパ滞在中に目にした風景を切り取った「風景」シリーズには、「ロンドン 夕景のビッグベン」、「秋のモンサンミッシェル」がある。縦25cm×横25cm×厚み7cmほどのサイズで20,000円。オフィシャルサイトから購入が可能。画像の光る不思議なアートを、静かな夜に楽しんでみては。

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2022-09-16
月待ちティータイム

星のや 富士

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午後の河口湖畔。車を止めた「星のや富士のレセプション」は、すっかり秋の景色。今夜体験する、特別なグランピングへの期待が自ずと高まる。それは、9月1日~10月10日の三日月~満月の日限定で開催される「月光グランピング」。チェックインをすませたら、月が上るまでの間、森の中の空中テントで「月待ちティータイム」を楽しむ。プログラムのために張られた木々の間に浮かぶ空中テントの下で、月の満ち欠けと身体のリズムをもとにブレンドしたハーブティーと、月夜にちなんだ小菓子が用意される。ティータイムを過ごした後は、浮遊感が心地よい空中テントの中で、月に関する本を読んだり、空を眺めたりと、夕暮れまでの時間を満喫する。

 

満月に摘み取られたレモンバームやエルダーフラワー、マリーゴールドなど有機栽培のバーブティーと、満月をイメージした柚子味のマカロン、星にみたてた金平糖、富士山型の干菓子。

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2022-09-16
流麗なプロポーションは、極上のひと時を約束する

メルセデス・ベンツ The C-Class Sedan

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スポーティーでラグジュアリーなシルエットの新型The C-Class Sedanに乗りこんだ。

「ハイ、メルセデス。星のや富士に行きたい」

そう呼びかけると、柔和な声の返事に続き、中央に配された19inメディアディスプレイの大きな画面にルートが表示される。少しの日の傾いた午後、秋めいた富士へと車を走らせる。ルートは、ヘッドアップディスプレイにより、前方のガラスに浮かぶように表示される。スピードや制限速度など運転に必要な情報が、目線を下げることなく確認ができる。車内をラグジュアリーな雰囲気に包むのは、アンビエントライト。好みの色で、自分だけの寛ぎの空間を作りあげる。夕暮れが近づくほど、その明かりは室内をより印象的に演出する。上質な座り心地のシートは、適度な硬さで身体をサポートしてくれる。頭上のパノラミックスライディングルーフを開くと、刻々と変化する秋の空が流れていく。星のや富士の建つ河口湖畔に到着すると、ひんやりと澄んだ空気が満ちていた。

 

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2022-09-16
百花騒鳴

55.夜更け

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地声が大きいからだろうか。うちの母は、寝言も大きい。離れた場所で熟睡していても、母の発する声に起こされることはしばしば。しかし、何を言っているのかまでは聞き取れない。ある時、気持ち良く寝ていた我が娘は、祖母の繰り返す言葉に起こされた。「〇〇、勉強しなさい。〇〇、勉強しなさい」と延々と繰り返しているように聞こえたという。娘はいつも言われているから、そのように解釈したのだろう。しかし、寝言を発した本人が言うには、怖い夢を見ながら「南無妙法蓮華経」と唱えていたというのだ。最近では、愛犬がその被害にあった。深夜、母の寝所から、「うぇ~うぇ~うぇ~うぇ~。ふぁふぁふぁふぁ」と奇妙な声が聞こえてきた。まるで、宇宙と交信しているかのようだ。家族全員が、その声に起きた。しばらく、母の声は続く。何となく嫌な予感がした。次の瞬間、家族に対して決して吠えることのない幼い愛犬が、起き上がり「ウォンウォンウォンウォン!」と警戒の声を上げたのだ。母の寝言を聞き慣れた私は「やっぱりね、夜中に聞くと怖いよね~」と愛犬に同情。

「大丈夫だよ。あれは、ばあばの寝言だよ」と声を掛けると、「え?マジ?」という顔で私を見た。その後、「やれやれ」とでも言ったように、大きなため息を一つ吐き、また静かな眠りに就いた。

 

今回も最後まで、お読み頂きありがとうございます。次回は、柊の花の咲くころにお会い致しましょう。

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2022-07-21
夏休みに作りたい簡単おやつ

鈴与商事株式会社 くらしを彩る生活レシピ「WITH SMILE」

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簡単なのに美味しい!みんなで作って楽しい!

グリルパンを使った時短で簡単な『おやつレシピ』をご紹介。

 

今回の調理に使用したのは、パロマ社製のビルトインコンロ「WITHNA‐ウィズナ」と、人気のグリルパンシリーズ「ラ・クック」。ウィズナは、バーナーのまわりの焦げつきを低減するヒートカットトップ。焼き魚やトーストも自動で焼き上げてくれるオートメニュー機能。揚げ物などの温め直しができるあたためモード。様々な機能を搭載した、お手入れしやすく、使いやすいビルトインコンロ。ラ・クックは、両面焼きグリルでフタをしたまま調理するため、ひっくり返さなくてもオーブンのようなキレイな焼き目に仕上がる。また、フライパンのような深さを生かして、ケーキやパンなども焼き上げることもできる。調理モードと好みの焼き加減を選ぶだけのラ・クック用オートメニュー機能もあり、難しい火加減をコンロが自動で行ってくれるから、家事ラクが叶う優れもの。

 

アイスでマフィン

この時期、冷凍庫に入っていることの多いアイスと、ストックしている家庭も多いホットケーキミックス。身近な食材を混ぜて焼くだけの簡単クッキング。包丁も使わないので、小さな子も調理に参加できそう。ふんわり、もっちりとしたコクのあるマフィンが、簡単に焼き上がる。抹茶やチョコなど色々な味で挑戦してみて。

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<材料(約8個分)>

・カップのバニラアイス(約200ml)…1個

・ホットケーキミックス…150g(1袋)

・好みのトッピング(チョコチップやナッツなど)

 

<作り方>

  1. アイスを耐熱容器に移し、溶けるまで電子レンジにかける(500Wで約2分)。
  2. 溶けたアイスにホットケーキミックスを入れ、泡だて器で粉っぽさがなくなるまで混ぜる。
  3. アルミカップに2.を7分目まで入れ、好みのトッピングをのせる。
  4. ラ・クックに3.をのせ、フタをしてグリルを点火。火力は上下とも弱火で、タイマーを7分にセットする。
  5. タイマー終了のコール後、余熱で2分置いたら完成。

 

 

りんごのフレンチトースト

スライスしたバケットを卵液に浸して焼くだけ。薄切りにしたリンゴがアクセントになる、おしゃれなおもてなしデザートの出来上がり。卵液にヨーグルトを加えたことで、爽やかな風味で、日々の朝食やおやつ、来客時のおもてなしスイーツとしても幅広く活用できそうな一品。

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<材料(4個分)>

・バケット…4切れ

(卵液)

・卵…2個

・グラニュー糖…大さじ1

・はちみつ…大さじ2

・牛乳…50ml

・生クリーム…120ml

・ヨーグルト…大さじ2

 

・バター…少々

・リンゴ…1/4個

・グラニュー糖…少々

・はちみつ…お好みで

<作り方>
1.ボウルに卵液の材料入れてよく混ぜ、バットなどの容器に流したら、斜めにカットしたバケットを浸し30分ほどおく。

  1. リンゴは皮ごと扇型の薄切りにする。
  2. ラ・クックの底にバターを薄く塗り、バケットを並べ、その上にリンゴを並べる。
  3. グラニュー糖をふりかけ、ラ・クックのフタをして点火。火力は上下とも弱火で、タイマーを7分にセット。
  4. 焼きあがったら皿に移し、お好みではちみつを掛けて完成。

 

 

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2022-07-21
大人女性がくつろぐ、昼下がりの街中バー

 

Bar GOGH バー ゴッホ

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暑さをしのぎたい昼下がりに、飲み会の前の待ち合わせに、女性がひとりでふらりと立ち寄りたくなる「BAR GOGH」。静岡市で人気のオーセンティックなバー「Bar VINCENT 」の姉妹店として、今年6月にオープンしたばかり。アブサンをベースとしたカクテルや、ハーブカクテルを多く揃えている。「アブサン」とは、ピカソやゴッホ、モネなど数々の芸術家を魅了した魔性の美酒とうたわれる、ニガヨモギを原料とするハーブテイストの甘みのある酒。カウンターで華麗な技を披露するのは、CT SPIRITS JAPAN カクテルチャレンジ2021 スカイウォッカ部門で優勝した鈴木翔人さん。野菜ソムリエの資格を持ち、フルーツや野菜などフレッシュな食材と酒類を組み合わせたミクソロジーカクテルを得意とする。店名を冠したノンアルコールカクテル「ゴッホ」は、抹茶やワサビといった静岡らしい食材とアブサンの風味が楽しめる。また、カクテルチャレンジでの優勝作品「シェアラフター」も味わえる。トウモロコシとスパークリングワインで作ったオリジナルのコーディアル、リンゴ、セロリを合わせた、見た目も華やかなカクテル。この他、オリジナルのカクテル、ノンアルコールカクテルが、週末は午後の2時から楽しめる。お昼から一杯飲みたい人も、お酒が苦手な人も気軽に立ち寄ってみて。

 

 

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2022-07-21
キッズからシニアまで速攻の最新メンズ脱毛

メンズ脱毛&ネイル VIPLUZ

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新静岡セノバから徒歩3分の場所にオープンした男性用プライベートサロン。同ビルにある、13年以上の実績を持つネイルサロンの姉妹店としてスタートした。主なメニューは、ヒゲやボディを対象とした脱毛とネイルケア。脱毛では、男性の体毛用に開発された最新の日本製マシンを使用。毛の成長過程に関係なく照射が可能で、抜けにくい頑固なヒゲから、うぶ毛まで脱毛できる。冷却機能により痛みも感じにくく、デリケートな皮膚にも対応しているので、小学生から受けることができる。効果の実感も早く、従来のマシンよりも来店回数が少なくなるという。お得な回数券があるものの、都度払いで通え、学生料金や全脱毛メニューが半額となるキッズ料金(6~15歳対象)も設定している。ヘアサロンのような感覚で、気軽に通うことができて安心。ネイルメニューでは、整爪、甘皮除去、磨き上げなどメンズに必要なハンドケアで身だしなみを整えてくれる。当日予約も可能なので、下校時や仕事帰りに通ってみては?

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2022-07-21
百花騒鳴

54. トレーナー

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我が家に、超大型犬であるニューファンドランド犬の子犬がやってきた。生後3ヵ月の彼は、真っ黒なパピーコートが柔らかくモフモフで愛らしい。幅広い胴のわりに手足が短く、ずんぐりとした体型で、体重は20キロ近くもある。全身真っ黒で、首に白いマークを付けているから、まるでツキノワグマの子熊のようだ。鋭い乳歯で甘噛み……いや、本気噛みをしてくるから、行動も子熊そのもの。それでも、家族にとっては、ただただ愛らしい。帰宅すると門扉まで出迎えに来てくれるから、もうメロメロになってしまう。「ただいま~」と彼にすり寄ると、「掛ったな!」と言わんばかりにジャレついて、髪の毛をガブガブ噛まれるのである。「痛い!コラ!ダメ!」なんていいながら、しっかりと語尾にハートが付いている。家族みんなが、ヤンチャな彼に振り回される幸せな日々を送っている。そんな彼は、朝も早い。夜も明けやらぬ時から、オモチャを振り回し、庭を駆けまわる。我が家には、起床が早い者がもう一人いる。我が母である。いつまでも元気なアクティブシニアでありたいという理由から、朝早く庭でルーティーンの運動を続けている。そんな1人と1匹は、図らずもコラボな行動を見せる。母が後ろ向きで歩く運動を始めると、彼は音のなるオモチャを加えて「ピピピッ、ピピピッ、ピッピピピ」とリズミカルに音を立てる。その音に合わせるように母が歩く。「なんだか、音に合わせて歩いちゃうの」と母は苦笑いしながら、毎日愛犬にトレーニングされている。

 

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。これから夏本番です、お身体にご自愛し、健やかにお過ごしください。次回は、少し涼しげな風に七草が揺れる秋、お会い致しましょう。

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