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2018-09-08
空間を引き立て 美しさと温もりが共存する

イワカグ15

iwakagu

「木のぬくもりを生活の中に置く心地よさを知ってもらいたい」との思いからスタートしたオーダーメイドの家具工房「iwakagu」。代表の岩崎翔さんは、東京藝術大学 大学院にて美術学部工芸を専攻。2009年に工房を立ち上げた。それから10年、作り出した家具を、多くの人に見て触れて、ハンドメイドの良さを体感してもらうためにショールームを今年オープンさせた。白が基調の画廊のような空間に、洗練された家具を配置。強度を残しつつ、華奢なフォルムに仕上げた家具。隅々までこだわり貫いたディテール、直線と丸みのバランスは、控えめな奥ゆかしい美しさを持つ。こんな家具が家に一つあったら、豊かな気持ちで日々を過ごせるだろう。
オーダーは、丁寧なヒアリングから。家の雰囲気や好み、配置の場所、サイズ、用途など共に考えていく。例えば勉強机は、その用途を終えても、家のどこかで新たな役割を果たせるよう、長く使い続けることを想定しデザインに反映してくれる。
まずは、ショールームで「iwakagu」の家具に触れて、これからの暮らしを想像することから始めてみよう。

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2018-09-08
百花騒鳴

百花騒鳴

31 熱風

今年の夏は、とにかく暑かった。冷房なくしては、命の危険が囁かれるほど。
私が幼かった30年ほど前は、違っていた。一般家庭にエアコンというものがあれど、毎日使うという存在ではなかった。とてつもなく暑い日か、来客時に電源が入る程度。我が家に至っては、エアコンが作動するとブレーカーが落ちるめ、滅多に気の利いた冷風を浴びることはなかった。しかし、ある日の晩は、違った。昼間からうだるような暑さで、夜になっても気温が下がらない。もう直ぐ、家庭教師のお姉さんがやってくるという時、母が珍しく「あんたの部屋、クーラー付けな」と言ったのである。いつもは窓を全開にし、暑気を逃していたため、嬉しかった。やってきたお姉さんにも、誇らしげに「今日はクーラー付いてるよ」と告げた。窓を閉め、エアコンから吹く風を体で味わった。しばらく勉強に集中していると、なぜだか額からじんわりと汗が滲んでくる。昼間の猛暑のせいか、エアコンという神器への過剰な期待のせいか…実際は、あまり涼しいと感じない。むしろ籠った暑さが肌にまつわりつく。徐々に集中力が欠けていく。授業の中盤を過ぎたころ、母がドアをノックした。おやつタイムである。「どうぞ」と返すと、ドアが開いた。
さ~っと、清らかな風が母の背後からやってきた。「涼しい~」とドアからの風に喜ぶ私とお姉さん。その様子と部屋の熱気に、母が驚く。
「あれ、クーラー付いているよね」
そう。エアコンは作動している。大きな音を立て、これ見よがしに強風を送ってよこす。けれど、その風は冷風では無かった。つまり、密室で壊れたエアコンから吹く生暖かい風を受け続けていたのだ。冷房というものをよく知らなかった故の悲劇である。部屋の温度は、かなり上がっていたに違いない。リビングを介して届く外気を、かなり涼しいと感じたくらいだから。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次回は、早くも今年最後の年末号となります。それでは初霜の降りるころにお目にかかりましょう。

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2018-07-12
40周年記念ランチは、百花壇特別デザート付き

北の丸14

葛城 北の丸

緑のトンネルを抜けてやってきたのは、広大な丘陵地に建つ「ヤマハリゾート葛城 ホテル北の丸」。北陸から7軒の古民家を移築して建てられた荘厳な日本建築。楽器メーカーのヤマハが収集した美材・銘木と楽器づくりで培った匠の技を感じる館内を歩き、二人が通されたのは、この季節が盛りの庭が一望できる個室離れ。ここで、40周年ランチ(7,000円)をいただいた。華麗な前菜を目にして、期待で心が躍り出す。まずは一口、森町名産の糖度の高いトウモロコシ「甘々娘」のごま豆腐。濃厚な甘さのトウモロコシと、コクのあるゴマの風味が絶妙なバランス。続いて、北の丸名物の吐火羅造り。カンパチと五色の野菜を、醤油ベースの特製ダレにあえて、サラダのように楽しむ。アクセントに添えられたコーンフレークがクリスピーな食感を生む。その後、こっくりとした甘みとキリっとした後味の遠州カボチャの擦り流し、タデ酢を塗り重ねて焼き上げたイサキの蓼風味焼き、静岡葵牛のステーキが登場した。食事は、この季節限定の甘々娘の炊き込みご飯。芯を入れてダシを取り、隠し味にバターを加える。ほんのり洋の風味が、鼻を抜けていく。最後は、百花壇読者限定のデザート。通常コースよりもゴージャスな和洋のスイーツが盛り合わせで楽しめる。予約時に「百花壇を見た」と伝えることを忘れないで。(ランチは5,400円から用意がある)

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2018-07-12
健康的な美しさを保つためのサポート施設が、静岡伊勢丹7階にオープン!

伊勢丹32

ウエルネスパーク静岡

静岡市が推進する「健康長寿世界一の都市」実現に向け、新たな取り組みとしてオープンした静岡伊勢丹 7階フロアの「ウエルネスパーク静岡」。8つのゾーンで構成され、美しく健康であるためのサポートを、多角的にサポートしてくれる。まずはフロアの中心にある、「ヘルスケアラウンジ」で、健康状態をチェックすることからスタートしよう。

 

ヘルスケアラウンジ

木の温もりある空間で、健康コンシェルジュがお出迎え。血圧、身体の成分分析、体脂肪量の測定、高精密な姿勢のゆがみチェック、疲労とストレスの測定など、現状の健康状態を測定してくれる。健康コンシェルジュの分析アドレスが付いて、初回の利用は2,160円。ビジター利用も可能で、お得な会員制度も。

 

ファーマシー

管理栄養士や栄養士が在籍する「ココカラファイン」。ヘルスケアラウンジと連携して、ココロとカラガを元気にする総合的なアドバイスがもらえる。

 

ウエルネスギア

日常生活の中でトレーニングをサポートする「SIXPAD」、姿勢やスタイルケアに役立つ「Style」、快適なウオーキングシューズを提案する「ミズノ」など、身体作りのためのグッズやギアが集まる。

 

リラクゼーション

個室で一人ひとりに合わせた施術が受けられる「ソシエ」。熟練のハンドテクニックで、極上のリラクゼーションへと導いてくれる。

 

フレッシュカフェ・その他

旬の素材を使ったフレッシュなスムージーや、コーヒー、紅茶が楽しめる。健康や趣味に関する書籍を閲覧しながら、くつろぎタイムを過ごせる。

 

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2018-07-12
フランススタイルの愛らしいスイーツ

リアン05

パティスリー リアン

倉庫を改装したユニークな造りのパティスリーリアン。オーナーパティシエは、静岡市清水区の老舗人気店や、東京での修行を経て昨年店舗をオープンさせた。「清水に正当なフランス菓子を広めたい」との思いが詰まったスイーツは、お澄まし顔の少女のように愛らしい。夏季限定のマンゴープリン(420円)は、オレンジ風味のゼリーとマンゴーの果肉、なめらかなマンゴープリンが層になっている。清涼感のあるオレンジの香りと、マイルドなマンゴーと好相性。チョコ好きには、グアナラ(520円)おすすめ。スイートチョコのムースをビターなチョコでコーティング。コクとほろ苦さのバランスがとれた濃厚な味わい。この他、季節のフルーツを使ったメニューが充実。

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2018-07-12
茶畑の中にある、くつろぎの倉庫カフェ

ゆほびカフェ03

YUHOBIcafe

ショッピングを楽しんだ後は、富士山の麓の長閑な場所でブレイクタイム。ゆったりとして穏やかという意味の古語「ゆほびかなり」からネーミングされた「YUHOBIcafe」へやってきた。食品倉庫を改装した天井の高い大きな空間で、窓の外には茶畑が広がり、店名通りの雰囲気。オーナーパティシエは、フランス留学の後、東京、山梨、静岡のパティスリーで修行を重ね、この店をオープンさせたという。フランスはリヨンで学んだ伝統的な製法で、静岡の風土を感じる素材をふんだんに使い、ほんのり大人なテイストに仕上げている。ショーケースに並ぶ、キレイなスイーツに迷いながら選んだのは、この季節限定というオレンジが鮮やかなガトーオランジュ。カスタードやホイップクリームからもオレンジの風味が香り、とても爽やか。

帰りに、店内のクラフトコーナーへとふらり。レース編みのアクセサリーやぬいぐるみなどクラフト作家の手作り作品が並んでいる。そこで、フカフカのキュートなテディベアを不意に渡された。彼がサプライズでオーダーしてくれていた。私だけのオリジナルテディベア。可愛らしいお客様は、リアシートにちょこんと座らせて帰路へ。

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2018-07-12
ポルシェを買いに、「沼津認定中古車センター」にいってみた。

ポルシェ64

ポルシェ センター静岡 沼津認定中古車センター

女性でも気軽に入りやすい、明るい店内。近ごろは、車好きな女性グループの来客も増加中とか。お気に入りの一台に出合えるかな?と期待を込めて、やってきた。中古車とは思えないほど輝く、メンテナンスの行き届いた車両の数々に、目移りしてしまう。新車では、ちょっと手が出せないと尻込みしてしまう憧れの車種、グレードも「え?この価格なら、手が届くかも」と思える。「中古車を選択する」という、魅力とポイントについて、あれこれ聞いてみた。

 

1 新車と同等の保証内容

111のチェック項目をクリアした車両に限り、初年度登録から最長10年間保証。高品質で安心なドライビングプレジャーを約束てくれる。

 

2 AISが正しく評価

中古車の品質検査専門会社であるAISが、厳正な車両検査を行う。外装や内装、機関・機構系や骨格など最大324項目を検査。AIS評価基準に基づき車両品質を10段階評価で表している。

 

3 幅広いラインナップ

常時15~20台近くの車両が揃う。ボクスター、ケイマン、911などスポーツタイプ、マカンやカイエンなどのファミリーにも嬉しい車種が勢ぞろい。

 

4 ハイグレードをお得に

ポルシェの新車は自分仕様にするために、様々なオプションを追加するオーナーがほとんど。中古車であれば、オプションがあれこれ付いた車両が驚きの価格で手に入ることも。

 

5 走行距離の少ない車両も

年式が新しく、走行距離が少ない車両に出合えることもある。まだまだ新しいのに、登録履歴があるということで、お得価格になる。取得税も年式に応じて減額になる。

 

6 残価型の「ポルシェパワーローン」

新車のみならず、中古車も残価設定のカーローンが利用できる。最長5年で契約でき、その後も通常のローンを組みなおすことができて安心。

 

 

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2018-07-11
百花騒鳴

百花騒鳴

30 目を閉じている間に、

 

この仕事に就いて、文字通り「おいしい」と思うのは、撮影用の料理を頂くことである。「葛城北の丸」でも「和・仏・食彩工房 monsieur MOIZUMI」でも、カメラのRと仲良くシェアしながら、美味なるコース料理を味わった。ただ、万年唱えていることだが、「私はダイエットをしている」。食事中に、ふとそのフレーズが頭をよぎる時がある。今回それが訪れたのは、冷製のスイートポテトスープを飲んでいる時であった。あまりの美味しさに、無心で匙を動かしていると、「いいの?ダイエット中だよ」というココロの声が聞こえた。静かに匙を置き、Rに後はどうぞと差し出した。

「え?目は飲みたそうだよ」とR。

「いいの。目を閉じてるから、グッといっちゃって」と私。

ああ、今なら分かるよジュリー。「寝たふりしてる間に出ていってくれ~」と歌っていたね。

沢田研二の「勝手にしやがれ」が、脳内でかかっている。愛しいモノを見送る辛さを共感している。ジュリーにとっての「お前」は、私にとっての「スイートポテトスープ」。自分の元から、今離れていく。見たくない。しかし、彼はこうも歌った。「戻る気になりゃ、いつでもおいでよ」。それを思い出し、パッと目を開けた。

次の瞬間、私の見た光景は、Rの長い首筋が優雅な上下運動し、テレビの効果音のように「ごくりッ」と音を立てスープを流し込む姿だった。決して戻らない「お前」。あ~、あ~と言いたらいのは、私も同じである。

 

今回も最後までお読み頂き、ありがとうございました。

夏のムリなダイエットは危険です。お気をつけて暑い季節をお過ごしください。

次回、ひぐらしの鳴く初秋にお会い致しましょう。

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2018-05-17
見目麗しく、食して美味

崇月02

崇月

市街地でありながら静かな小路に、薄明りが誘う一軒家がある。創業10年を迎える日本料理店「崇月」。客室は全て個室タイプで、他を気にせずプライベートな時間を過ごせる。出迎える姿勢が、とても気さくで笑顔の対応が心地いい。それ故に、常連に慕われ、長く通う人も多い。その和やかな雰囲気が店全体を包んでいるため、店構えに気負うことなく料理を楽しめる。昼は3,240円の三段重を用意。重箱の中には、絵巻のように繊細で色彩鮮やかな崇月の世界観が詰め込まれている。一重ごと季節の素材を先取りした、手間をかけた料理が30品ほど。宝箱を開けるような高揚感を味わうとともに、一品ごとに異なる風味に感動を覚えるはず。夜は6,480円から。前菜の盛り合わせから始まり、水菓子まで計8品。昼とは一味違う、贅の品々。前菜の一口サイズの料理でさえも、素材を吟味し工夫を凝らし、食べ手に驚いてもらいたいという親方の心意気が伺える。夏に向け、アユやハモもコースに登場する。

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2018-05-17
おうちカフェで、まったり過ごす珈琲時間

びいどろ28

珈琲びいどろ

住宅をカフェとして開放する「おうちカフェ」がオープン。グリーンと花々が迎えるエントランスでチャイムを鳴らせば、笑顔のマダムが出迎えてくれる。ホールや客席のあるリビングをはじめ、家中が本物のアンティークで装飾されて、セピアな落ち着いた雰囲気。日を浴びる新緑が美しい窓辺の席は、ひとりでも心地よい時間を過ごせそう。2階には、白を基調としたレーシーな個室を用意。グループで時間を忘れてくつろぐこともできる。メニューは、コーヒーや紅茶、カフェオレなどのドリンクとおまかせのデザートが付いて500円。

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