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2019-11-14
考えて味わう、新感覚の炭火フレンチ

シンク-21

SUMIBI FRENCH SINQ

モダンな設えの中に、スーっと伸びる国産のタモ材の一枚板が印象的。この幅広のカンター席に座れば、厨房の様子がつぶさに分かる。ここで供されるのは、ライブ感のある炭火フレンチ。オーナーシェフの保崎慎吾さんが、自らの足で探し求めた生産者の顔の分かる地元食材を、紀州の備長炭を使って大胆かつ繊細に、独自スタイルのフレンチに仕上げる。「寿司屋のカウンターのように、美味しさが最高潮の出来たてを味わって欲しい」という。例えば、秋から旬と言われる鹿肉。持続力のある高温を放つ炭火が、しっとりと柔らかく焼き上げてくれる。味付けはシンプルに、能登の藻塩やマダガスカルの胡椒、自家製の黒ニンニクのピューレなどを付けて、いただく。他の料理では、使用する調味料が独創的だ。生茶葉、生山椒の実、マッシュルームなどを乳酸菌発酵させ、自家製の発酵調味料を作っている。それらはソースや隠し味として使われるから、誰もが想像しがちなフレンチ料理とは一線を画す。「この食材は何?この香り、この風味は?」なんて、食べ進める毎に、自然に五感が研ぎ澄まされ、料理へと意識が集中していく。店名の「SINQ」にも、その思いが隠されている。シェフの名、慎吾と、考えるという意味のthinkを合わせているのだ。私の暮らす身近な地域に魅力的な食材が数多く、それが調理法次第でいかようにも変化するということを、調理工程を見ながら、ゆっくりと味わい感じ入ってはどうだろう。昼は4,500円、6,500円、8,000円。夜は6,000円、8,000円、10,000円。

 

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2019-11-14
百花騒鳴

百花騒鳴

38.燃焼

これまで、何度かスポーツジムに通ったことがあるが、うまく活用できたためしがない。トレッドミルで何となく歩いて…、どこの筋肉に効いているのか理解しないまま、簡単に使い方を教わった筋トレマシンを動かす。運動した気になって、食欲という誘惑に負ける。そんなことを繰り返すから、効果の実感が湧くはずがない。ジムとは自分を律することのできる、目標に向かって実行する猛者たちが通うことを許される道場だと思うようになった。
しかし、今号で紹介した「オレンジセオリー」。運動後も続くカロリー消費「アフターバーン効果」なるものが味わえるということで、無料体験を予約した。コーチの話を至極簡単に解釈すると、高い心拍数の状態を一定時間維持できれば、最大で36時間のアフターバーンが可能だという。「息の上がる状態で、運動すればいいんでしょ」と曲解した私は、体験を待たず、自分で息の上がる運動に挑戦することとした。名付けて「ママチャリダッシュ」である。近所に住む友人と、夜道を自転車で疾走する。すれ違う人たちから見たら、「はぁはぁ」言いながら暴走する怪しいオバサンに思われたかもしれないが…、額に汗が滲み、なかなかの達成感を味わった。
「これ、いいんじゃない。痩せるね~」
後日、本家のアフターバーン体験に参加した。違った。全然違った。「ママチャリダッシュ」は、アフターバーンなんて起きちゃいなかった。考えつくされた60分のトレーニングは、緩急のリズムで行う。コーチからの的確なアドバイスに、筋トレの疲労感も、発汗量も、心拍数も、味わったことがない未知の域へ。超運動した!齢40を過ぎて、こんなに必死な顔にならないだろうというほど、動いた。これこそが、本物のアフターバーンを起こす運動というわけかと悟った。そのアフターバーンが、鈍りきった体にどんな影響を及ぼすのか、これもまた未知だが…いつか返信するときを夢みて、ジムで少しばかり張り切ってみようという気になれた。

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2019-09-08
いくつからでも始められる、若々しい自分づくり

トイズダンス03

TOYS DANCE PLACE(トイズダンスプレイス)

キッズからシニアまで、初心者から競技会を目指す人まで、幅広い層が自分のスタイルに合わせたレッスンが受けられる「トイズダンスプレイス」。講師は、カップルを結成して約20年になる大阪宜史プロと佐々木由季子プロ。気さくで優しい二人が、基礎から丁寧に教えてくれる。体験レッスンを終えた人に聞くと、「先生が踊りやすいようにリードしてくれるので、曲にのって楽しく踊れた。上手になった気分」とご満悦の様子。体験レッスンが楽しくて、習い始める人も多いそう。一人はもちろんのこと、会社仲間や、親子で、友達と…少人数のグループやカップルでのレッスンも可能。またダンスの基礎を取り入れた、ダイエットにも効くエクササイズレッスンや健康増進のストレッチトレーニング、ハンディキャップの人のためのレッスンなど、きめ細かく個々に合わせてもらえるから、どの世代でも安心してスタートできる。

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2019-09-08
脂も水も加えないヘルシーカレー

シーズー03

HealthyDining&BAR SeaZoo

海を感じる大人が寛げる空間。ランチの野菜と鶏のムネ肉を半日かけて煮込む「ココナッツチキンカレー」は、ヘルシーで優しい味わい。クラフトビールは、豊富なラインナップから日替わりで4種を提供する。またフルーツたっぷりの自家製のフローズンサワーも人気。

 

 

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2019-09-08
ほっこり優しい、かぼちゃのスイーツ専門店

クレーヴ05

夢と創作のアトリエ?クレーヴ with Potiron(ポティロン)

地元食材を生かし、柔軟な発想で生み出される創作ベーグルや、スイーツが人気の「アトリエ?クレーヴ」内に、この程かぼちゃのスイーツの専門店「ポティロン」が誕生した。店長を務めるかぼちゃクリエーターの増井さんは、使用するカボチャを、農家である実家の畑で栽培。他のカボチャと合わせ、通年、生のカボチャを確保しスイーツを作る。店名を冠したポティロンは、ほとんどカボチャだけで作った半生ケーキ。カボチャの優しい甘味と、滑らかな舌触り特徴的。「魔女のかぼちゃモンブラン」は、皮ごとカボチャをタルト生地に使い、甘さ控えな生クリームと丁寧に裏ごししたカボチャクリームと合わせている。この他、マドレーヌやクッキーなどの焼き菓子にもたっぷりカボチャを加えている。「一年中、ハロウィン」を楽しめそう!

 

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2019-09-08
発酵調味料が生かす、素材の旨み

イヤウ02

IYAU イヤウ

用宗海岸の脇に立つ、真っ白な建物には、「IYAU」と書かれた小さな看板が掲げられている。不思議な響きであるイヤウは、どこか異国の「食べる」を意味する言葉らしい。これまた白い店内には、中央に大きな木のテーブルが鎮座する。大家族の食卓のようにも見える。一角に腰を据えれば、BGMに潮騒が混じる。妙に落ち着く空間だ。

「小さな子から、おじいちゃん、おばあちゃんまで、安心して食べられる美味しい家庭料理を提供したい」と、今年7月にこの店をオープンしたご主人の村松大樹さん。「美味しい和食」を突き詰めて考えたら、発酵調味料に至ったという。静岡には、まだまだ知られていない食材がたくさんあり、その魅力を自作の調味料で引き出したいと、自家製の醬油こうじや塩こうじ、味噌、ひしお、酢など昔ながらの調味料で、地元で取れた旬の食材に優しい味付けを施す。

昼、夜提供されるお膳は、メインや副菜など10種ほどのおかずに、みそ汁、土鍋で炊いた番茶ご飯、自家製酵素ジュースが付いて2500円。コースは3000円からと良心的な価格。小さな子どもたちも、気軽に来られ、楽しみながら食育の時間になればいいと、あえて価格を抑えている。

 

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2019-09-08
体験無料。キッズも大人も楽しくフラ

アン04

アン マウナ フジ フラスタジオ

愛、思いやりを育てるフラスタジオ。フラ界の最高峰コンテストで優勝したマヘアラニ・ミカ・ヒラオ・ソレムさんの愛弟子アンさんの指導のもと、未就学児からシニアまで、楽しくフラを学べる。子ども向けのレッスンでは、挨拶やマナー、英会話でのダンス指導など、ダンスだけではない深い学びが体験できる。仲間と動作がシンクロするとき、踊りの楽しさが倍増するのだとか。スタジオの様子を「ぬるま湯フラ」と称するほど、和やかなムードでレッスンが進む。未経験でも、緊張せずに参加できるので、仕事終わりにフラりと立ち寄ってみては。ハワイの手工芸やウクレレレッスンなど、フラ以外のワークショップも開催している。また10月19日20日に開催するALOHA RISE秋in静岡Alo~Halloween(エスパルスドリームプラザ)のステージに登場する。

 

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2019-09-08
百花騒鳴

百花騒鳴

37 錯覚

馬と共に育てられた牛が、自分も馬だと思い込み乗馬競技を誇らしげにやってのける姿をテレビで見た。自身を客観視しない動物は、なんともコミカルだと思った。
先日、女性専用のパーソナルジム「シェイプス」の取材でこと。トレーナー、弊誌カメラマンR、私の目に映る女性は全てスタイル抜群だった。その事をあまり意識せず、取材に没頭していたが、何の気なしに、室内に張られている大きな鏡に視線を移した。鏡は二面の壁にL字に張られている。その角に、私が映っていた。鏡の角である、何の効果か随分とワイドに映って見える。「やだ、なんか歪んでる~」と心の中でつぶやき、位置を変えてみた。あれ?角にいた時と、そんなに幅が変わらない。「おかしいな、この鏡」と何度も位置を変えるが、鏡の中の私はワイドのまま。他の人はどうなっているのだろうと、見比べてみた。彼女たちは、リアルも鏡に映る姿も変わらず美しい。
人間も恐ろしいものである。先ほどまで、美しいプロポーションに囲まれていたせいで、本来の自分を見失っていたのだ。自分も同じようにナイスプロポーションと、無意識に錯覚していたようだ。馬の中に混じる牛は、私であった。

今回も、最後までお読みいただきありがとうございました。
次回は、ひんやりとした風が頬を撫でる秋にお会いしましょう。

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2019-07-10
「粗挽十割」の固定概念が覆る

庵01

石臼挽き手打ち蕎麦 庵 ひをり

この蕎麦を食して、あなたはどのように感じるだろうか。蕎麦に魅了された店主、五島貴幸さんが、美味しい蕎麦を打ちたいという信念から始めた「庵」の蕎麦は、個性の塊だ。「味の8割は素材で決まる」と有機JAS認定を受けた玄蕎麦「会津のかおり」の中でも生産者を限定。惚れ込んだ玄蕎麦を、独自の理論に則し石臼で挽く。水の量も、打ち方も、切った後の熟成も、試行錯誤から導き出した。大切にしている事は、固定概念にとらわれず、食して美味しければいいという事。
一日4食限定の極粗挽十割は、まずは一口、添えられた沖縄の塩をつけて啜って欲しい。少し太めの無骨な見た目に反し、ツルりと口の中に滑っていく。舌触りはなめらかだ。噛むと一気に強い風味が鼻を抜ける。大胆で繊細。蕎麦の持つ本来の旨みを、余すことなく享受できる。五島さん自身も好みだと語る粗挽十割は、極粗挽よりも少し丸みがある。熟成された蕎麦の風味を素直に楽しめる。ここに、富士宮で採れたセリをサッと湯にくぐらせのせる芹蕎麦も外せない。セリを蕎麦と絡めて、甘めの汁に付けて啜る。ほろ苦いセリと力強い蕎麦の風味が一体型する。静岡ではなかなかお目にかかれない、独創的な蕎麦を一度試してもらいたい。

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2019-07-09
豊かな色彩は、手をかけた証

トワクルール16

Les trois couleurs (トワクルール)

今、勢いのある料理人の集まるエリアがある。再開発の進む静岡 七間町、人宿町界隈だ。魅力的な新店舗が続々とオープンしている。フレンチレストラン「トワクルール」もその一軒。店名は、フランス語で三原色を意味する。同店にとっての三原色とは、赤、黄、青…色彩豊かな食材が皿を染むことでもあり、個性の異なる食材が合わさり新たな色=味を生み出すことでもある。一例がサラダである。トマト、ビーツ、白ウリ、マッシュルーム、ゴボウ、レンコン、オクラ、バナナ、アーモンドなど25種以上を、素揚げや茹で、ローストなど素材によって調理法を変え、一皿に盛る。シンプルながら手の込んだ圧巻の一品だ。ステーキでは、赤身の鮮やかさに注目して欲しい。国産のランプ肉のステーキは、オーブンに入れては出しを繰り返し、40~50分かけてゆっくりとじっくりと中まで火を通していく。そのため、肉にストレスがかからず、しっとりと柔らかく仕上がる。芯まで火入れされているのに、赤の発色が見事。クセのない、あっさりとしてジューシーな味わいに、ランプ肉とは気づかないかもしれない。また、ステーキと肩を並べる人気メニューに、国産牛の赤ワイン煮込みがある。4時間ほどコトコトと煮込む。箸でも解れるほど柔らかく、けれど煮崩れていない。ここでも巧妙な火入れの技が生きている。
こんな繊細な料理と共にするのは、レアな日本酒なんていかがだろう。ファン垂涎の十四代や鍋島など静岡ではなかなか味わえない銘柄が揃う。ランチは2,500円から、ディナーは5,000円から用意がある。

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