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2017-05-17
素材に備わる旨味を信じる 引き算の極意

花咲04

旬味 花咲

静岡市草薙エリアで17年、人気店として賑わっていた「花咲」。趣向を変え同市の繁華街、人宿町に移転オープンしたのが、今年の春。既に、美食家たちの間で話題となっている。

店主の井上秀治さんは、京都、奈良で日本料理の基礎を学び、イタリアの日本料理、寿司割烹などで、さらなる研鑚を重ねた。海外での食材選びで大切なことは、銘柄ではなく日本料理に向く地元食材の見極め。現地の食材で、伝統的な日本料理の味を提供するという課題に取り組むことで、本来の日本料理を見つめ直し、良き経験ができたという。その経験値が、今、人宿町での料理に生かされている。シンプルに素材の輪郭が際立つ調理で、日本各地から選りすぐりの食材を楽しませてくれる。昼は3,000円から。夜は5,000円から。基本的にはグループごと個室でのコース料理提供となるが、カウンター席では地酒やワインを頂きながら、アラカルト料理をつまむことも可能。

また少人数から着席で20名、立食で30名まで対応のパーティープランも用意している。7品ほどのコース料理で4,000円から。ドリンク付きで5,000から利用できる。

「いい食材を、季節に応じたもっとも美味しい食べ方で…」そんな大人の贅沢が堪能できる場所である。

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2017-05-17
百花騒鳴

百花騒鳴

23 、雷雨

5月も大型連休を過ぎると、初夏の雰囲気と梅雨の到来を感じさせるようになる。雨が長く続くと鬱陶しいが、情緒的で一年の中で最も色気のある季節だと思っている。しとしと降る雨に、紫陽花の葉が濡れているのを見ると、「癒し」を感じるものである。

一方で、誤解を恐れずに言えば、空を真っ黒に多い激しく閃光が走る雷雨も好きである。いや、むしろ、こちらの方が好みである。稲妻が見える度に、ゴロゴロと音を聞く毎に、胸が高鳴る。思わず「ヒャッホー」と叫んでしまう。今回取材先でも、急に天気雨が降り出し、雷鳴轟く瞬間があった。やはり、テンションが上がってしまった。もう、いい大人なのに…

この同時刻に、同じようにテンションを上げていた人物がいた。私の娘である。

「この前、雷が凄かった時あったでしょ。庭に出て、踊っちゃった~」

と、楽しそうに彼女が話す。

「それって、もしかしてあの日の夕方?」

なんと、私が取材先の雷雨にテンションを上げている頃、娘は庭に出て同じ雷雨の中で、楽しさのあまり踊ってしまったというのだ。親子して、雷雨に興じていたとは。かなり恥ずかしい。そして遺伝子は、こんな好みまで転写してしまうのだろうか?と畏怖を感じた。娘よ、この嗜好は、きっと孫にまで受け継がれることになるであろうよ…

 

今回も最後までお読み頂きましてありがとうございます。

百花壇が、皆さまにとっての「癒し」アイテムになれますよう、さらに精進して参ります。

次号、盛夏のお便りをお届けします。

 

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2017-03-23
悩みカバーで大人かわいい、トレンド感じるスタイル

1001_23号02

1001

木立に小鳥がさえずる青葉公園沿いに建つサロンは、グリーンのアンティークなドアが印象的。このドアは開いていることが多く、ひょっこりと覗いてみたくなるほど、気さくな雰囲気が屋外まで伝わってくる。中へ入ると、スタイリストのmasaさんとmizukiさんが、穏やかな笑顔で出迎えてくれる。 masaさんは、丁寧なカウンセリングで、ゲストの悩みや要望を聞きだし、理想のスタイルに近づくためのアイデアを提案してくれる。髪の状況や解決策を分かりやすく説明してくれるため、初めてでも安心できる。英国VidalSassoonAcademyで培った技術をもとに、骨格、髪質、毛量、生え方などすべてを計算、ゲストの要望にトレンドをプラスしてカット。バランスが良く、美しく見せるスタイルに仕上げてくれる。ヘアケアマイスターの称号を持mizukiさんは、健康的で透明感のあるカラー、乾かすだけでまとまるナチュラルスタイルを得意とする。

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2017-03-23
蔵で味わう 小粋な創作料理

クラヤカトウ12

クラヤカトウ

用宗街道から細い路地へ入ると、その建物は現れる。漆喰壁の重厚な外観、深い軒、時間を刻んだものだけに許される本物の風格。元々は、鰹節貯蔵用の蔵として昭和5年に建てられたものを、リノベーションし、レストランとして再生された。

蔵のもつ粛然とした雰囲気をいかし改装された室内では、オーナーシェフの嘉藤淳さんが腕を振るう。イタリアンをはじめ、フレンチ、和食を研鑚した経験から、ジャンルごとの伝統や技法を取り入れつつ、遊び心を加えた料理に仕上げる。

日替わりのランチコースは、3,240円、4,320円、5,400円を用意。ディナーは4,860円、6,480円があり、記念日を過ごす家族やカップルに人気。いずれのコースも、嘉藤さんのアイデアと技術が楽しめる構成となっている。これからの季節は、芽吹きのパワーを感じる春野菜が多く登場する。例えば、塩味のパンナコッタ。ビシソワーズのようなクリーミーなパンナコッタの上に、グリーンが色鮮やかな菜の花のソースと、たっぷりのカニの身がのる。菜の花のほんのりとした辛みと、爽やかな香りが、季節感のあるアクセント。食材の表情を多彩に引き出す技術で、食べ手に驚きと幸福を与えてくれるレストランだ。

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2017-03-23
女性のためのマネー講座 賢くゆとりある財蓄をめざす!

ネオライフ06

百花壇コラボ企画「簡単実践!女性がトクするマネー講座」

長く続く低金利、上がる社会保険料の負担、食料品価格の上昇などで、お金を取り巻く環境は年々厳しさを増している。女性にとって、しっかり学んでスタートしたいのが「お金の管理方法」。今年度は、新しいお金の仕組みもスタートし、知っている人とそうでない人では、これからの貯蓄に大きな違いが表れそう。また、将来もらえる年金額と、生活水準の開きは、私たち親世代と比べ、大きな差が出てきているのも事実。先々を見越し、ゆとりある財蓄のために、新たな「じぶん年金」を始める人も増えているとか。上手にムダを減らし、少しの工夫で財蓄できるテクニックを学んでおきたいところ。マネーのスペシャリストが集まる「FPによる夢創造館」では、「お金の管理、活用法が良くわかない」という人に向け、分かりやすくマネープランについて教えてくれる。家計が豊かになる管理方法や、将来設計を見据えたマネープランのアドバイスなど、家庭や個人に合わせた指導を行っている。この春、なんと百花壇読者のために、スペシャルマネー講座を開催してくれることが決定した。4月19日(水)10:00~12:00、静岡市にあるイタリアンダイニング「オルガニコ」にて、「簡単実践!女性がトクするマネー講座」を開講。参加費は無料。パートでの働き方、学資の準備、将来的な運用方法など、ゆとりを持って賢く財蓄する方法を学ぼう。

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2017-03-23
風が遊び、光が揺れる 地元の天然素材に囲まれる豊かな暮らし

野沢工務店_提供29

野沢工務店

家を建てることは、新しい暮らしのスタートであり、ゴールではない。心地よく、心豊かに住みつなぐために、「我が家」のことをしっかりと理解し、良好な関係を築いておくことが大切である。地元に根差した家づくりを続けている「野沢工務店」では、静岡の土地で育った天然素材をふんだんに使用した住宅を提案している。その素材がどのように育ち、加工され、住宅を構成していくのかを施主が知ることができ、山に入り樹木を切り出すことの体験ができる、参加型の家づくりにも注力している。家族で汗をかきながら切り出した丸太が、備え付けの家具などとなり、家族と同じ空気を吸い、長い時間をともに過ごしていく。おのずと、家への思い入れが深くなり、気配りの行き届いた家に成長していくのだ。

本社横に建つ「しちぶんめの家」では、天然素材がかしこに使われ、天候や季節によって変化する表情を見学できる。この家屋は、構造をシンプルにすることで、耐震に優れ、住む人が間取りを変えながら80年以上住み続けられるように設計されている。天井高をあえて低くすることで、空間を横長に広く見せる。またエネルギー消費、建築資材の削減など、多くのメリットがある。

随時開催する完成見学会への参加とともに、住宅購入前に知っておくべきことを学ぶ「住まい教室」も受講してはいかがだろう。家づくりの考え方、失敗しない家づくりの進め方、土地の選び方、敷地の最大限の生かし方など、プロの視点から教えてくれる。また住宅ローンの賢い組み方、返済の仕方まで、住宅購入に関するあらゆることを教えてくれ、納得のいく家づくりへと進むことができる。

嬉しいことに、「住宅購入を検討している段階、家を建てることに興味があるが…」という人でも、これらの教室への参加が可能。「家づくりって何だろう」という思いがある人は、ぜひ参加してみて。

 

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2017-03-23
独自のメソッドで 髪に魔法をかける美容家

エリザベス23号01

エリザベスチェア

毛量が多く、硬い髪がお悩みという酒井さん。後頭部は左右異なるクセが気になるという。「不器用だから、何もしたくないんです…、朝の忙しい時間に、手間をかけなくてもスタイリングがキマるようにして欲しい」というリクエストに、平井さんの導き出した答えは、多すぎる髪を軽くしながらも、時間の経過とともに膨らまないよう、骨格、髪の伸び方などを計算しながら、可愛らしく見えるひし形ラインを演出。元々の小顔が、より引き締まった印象に変わった。さらに、話題の「テラヘルツ機能水」を用いた、毛髪復元3Dカラーを施すことで、艶やかな透明感とメリハリのあるフォルムを実現。このカラーメニューは、従来のものよりも、色もち、ツヤ、ダメージレス効果が高いため、時間が経過してもキレイな発色とハツラツとした印象が継続してくれる。エイジングヘアに悩む女性たち注目のメニュー!

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2017-03-23
百花騒鳴

百花騒鳴

22 、綾乃

当編集部は、女性たちの汗と涙のたまり場である。「女らしさ」などかなぐり捨てて、貫徹上等と息巻いている。戦場で戦うアマゾネスにとって、「最後の砦」として活躍してくれていたのが、印刷会社の彩乃である。小さな編集部にとって大切な仲間であった。クセのある本紙に、でき得る限りの発色を試みようと、職人さんたちと共に戦ってくれていた。ときには、谷村新司さんの顔色が茶色になってしまいそうになったり…、料理がシズル感のない真っ青になってしまいようになったり…、ピンチをくぐり抜け、百花壇の写真を成長させてくれた。テキストも隅々まで読み込み、事故を防いでくれたこともあった。生一本の彩乃。けれど、靴を脱ぐとタイツに穴があいていることもあったりする。天然なところも魅力。「午前中までは、穴が小さかったんですよ」という不思議な言い訳も可愛らしかった。

そんな私たちにとって大切なパートナーだった彼女は、彼女の人生にとって大切なパートナーを手に入れた。ご主人のことを、「全然タイプじゃないです」というが、彼女は映画「E.T」が好きで、ご主人はE.Tに似ているという。タイプなのだと思う…本当に幸せそうだ。

幸せと希望をいっぱいに抱えて、彼女は私たちの元から去る。この春からは、違う街へ向かう。とても嬉しくて、とても寂しい。喪失感は大きいが、彼女が懸命に育ててくれた百花壇を、しっかりと守っていくことが、彼女への恩返しだと思う。今、彩乃も百花壇も、新しい季節をスタートさせる。

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2017-01-05
心が温まる、 一皿入魂の料理

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美鶴

2016年11月にオープンしたばかりの日本料理「美鶴」。和モダンのすっきりとしたインテリアでまとめられた、開放的な店内は、調理場をぐるりと囲むようにカウンター席を設けている。ゆったりと座れる7席のみ。

店主の林邦佳さんは、一柳やたち吉などの割烹で日本料理、活魚料理を錬磨した人物。長きに修行を重ねた一柳と同じように、お客様としっかり向き合うスタイルの店を持ちたいという思いから、あえてオープンスペースの厨房にこだわった。常に、真剣勝負の中で繰り出す料理は、ベースに「和」を感じさせる味を大切にする。会話の中で、様子を伺いながら味を調整したり、構成を変えてみたりと、柔軟な発想の調理法で、食べ手を驚かせ、楽しませる。繊細な包丁裁きや、食材が料理へと変化していく様子を眺めているのも、また料理を味わうことの一つであると感じさせる。自分のための料理が出来上がっていく工程を見守ると、高揚感と食に対する感謝の気持ちがこみ上げてくる。

昼のコースは3000円(前日までに予約)。夜は6000円から用意(8000円以上のコースなら4名から貸し切りも可能)。寒い季節は、きれいなサシの入ったサーロインを、すき焼きでいただくのがおすすめ。とろみのある割下と卵黄を、脂の甘みが染み出す肉に絡めて食せば、まろやかな旨みが口の中に広がる。締めに登場する土鍋ごはんも美味。カツオと昆布ダシのほんのりと品の良い香りが、茶碗から上り立つ。心身ともに、温まる料理だ。

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2017-01-05
シェフの優しい味に 幸せの吐息がもれる

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レストラン シェーブル

白を基調とした室内に、鮮やかなブルーのアクセントがはえる、清潔感のあるレストラン。大きな窓から、やわらかな日差しが注ぐ。店名「シェーブル」はフランス語でヤギを意味する。その由来は、シェフがヤギに似ているからという。なんだかちょっとユーモラス。

提供する料理も、柔軟な発想が生む創作洋食で、女性リピーターの心をつかむ。マダムの故郷から届く高地野菜は、その重要なカギ。葉っぱまで美味しく食べられる大根やカブ、瑞々しいリンゴなど、カラダにも美容にも嬉しい素材を、より一層美味しく味わえるよう、それぞれの個性に合わせた調理法で、味の輪郭を際立たせていく。人気のハンバーグにも、サクッと揚げたオニオンと、サラダのような野菜がたっぷり添えられる。鮮度のいい合挽肉は、シンプルなレシピで肉の旨みが味わえるように仕上げているから、野菜との相性が抜群。またエビオムライスも、絶対に食しておきたい一品。チーズリゾット風のライスの上に、ふわとろ卵とまろやかなトマトクリームソース、プリップリのエビ。大きな口を開けて頬張れば、幸せ気分に浸ってしばらく言葉が出ないはず。たまには家事から解放されて、癒されたいという時に、ぜひどうぞ。(ランチ・ディナー共通メニュー)

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