No.10

2015-02-03
いつもそばに。 家族と心を通わす語り雛

有限会社 にんぎょっ子

有限会社 にんぎょっ子

斬新にして、どんな空間にもマッチする、オリジナリティー溢れる人形を作り続ける「にんぎょっ子」。駿河雛人形伝統工芸士会会長を務める竹扇氏、人形伝統工芸士の春泉氏夫妻が、伝統技法に新たな息吹を吹き込み生まれる人形たちは、今にも動き出しそうなほど、表情が豊か。ふっくらと可愛らしい「おぼこ」や、描き目の頭に衣装着を合わせた竹扇氏の創作雛の代名詞「春のおぼろ」、自立する美しい立ち姿の「立太子」…一体ごとに個性と心が宿っている。大切な我が子に贈るために、ゆっくり人形と語らい相性を確かめてみてはいかがだろう。

価格帯は小さなタイプが10万円台から。1月末ごろまでは、生地から選べるオリジナルオーダーも受け付ける。予算は20万円台から。

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2015-02-03
札幌スープカレーと野菜プディングの店

コモドカフェ

comodo cafe コモドカフェ

静岡鷹匠エリアの「ONIWA cafe」が、野菜料理で有名なcomodo監修のカフェへとリニューアル。

イチオシは、スパイスの効いたサラサラスープに、大ぶりの具材を合わせた札幌スープカレー。札幌の名店「カンクーン」で修業した店長が作る本場のスープカレーは、じんわりとカラダを温めてくれる。またcomodo風にアレンジを加えた濃厚トマトスープカレーも登場する。食後は、野菜を巧みに変身させるcomodoならではのスイーツ「野菜プディング」をどうぞ。素材の存在感をしっかり残しつつも、なめらかでとろける仕上がりに驚くはず。お好みのスープカレーと一緒にスイーツをオーダーすると100円引きになる。

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2015-02-03
ハードリカーの旨さを知って、大人になる

バー ノリス

Bar Norris バー ノリス

寒い冬はハードリカーの美味しい季節。店名を改めてリニューアルオープンした「バー ノリス」では、ザ・スコッチ・モルト・ウイスキー・ソサエティのスコッチがいただける。手間ひまかかる独特の製法から生まれる、スモーキーフレーバーが心身を癒す。おともには、湿度管理された上質なシガーを1本。キューバ産を中心に、ビギナーから愛煙歴の長い人まで満足できる銘柄を常時10種ほど揃える。

さらに、サンジャックと名付けたマフィンに似た焼き菓子もハードリカーと相性が良い。素材の輪郭を際立たせたテイストで、抹茶やチョコ、ココナッツなど種類も多い。またフレッシュフルーツを使ったカクテルも人気、男女ともに一人で立ち寄れるスポットだ。

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2015-02-03
オーダーメイドの住まい探し

株式会社スミカ

株式会社 スミカ

外観からも、たとえ室内へ足を踏みいれたとしても、ここが不動産会社だと気づく人はいないだろう。欧州の老舗テーラーをイメージしたという、洗練された室内では、二人の紳士がゲストを恭しく出迎える。代表の丹沢遼さんと、鈴木吾郎さんは、「静岡で一番面白い不動産屋」をモットーに、県内中部・東部エリアの個性的な土地や家屋を扱う。
 
人にとって「SUMICA-住みか-」とは、単なる空間ではなく、生き方や個性をも象徴する大切なアイテムだと考える二人は、ヒアリングもユニークだ。「人生で大切にしているものは何ですか?」「朝、窓や玄関を開けたとき、どんな風景を見たいですか?」と問う。本当に住みたい土地、家のカタチは?潜在的に求めている理想像を掘り出していく。それぞれの求める「SUMICA-住みか-」を、独自のネットワークを駆使し探しだしてくれる。まさにテーラーのごとく、オーダーメイドの土地、家探しだ。
 
そろそろ新築を考えたい。なかなか理想の土地が見つからない。こだわりの事務所や個性的な店舗を探したい…タイプの異なる要望にキメ細やかに応えてくれる。ぜひ、腕利きマイスターにご用命を。

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2015-02-03
心身が開放される、 極上サロンへようこそ

ヨツメグサ

ヨツメグサ

 JR静岡駅の近くに、周囲の喧騒とは乖離した空間がある。 ここは、頭部を中心にアプローチしながら、リラクゼーションへと導く珍しいヘッドスパサロン。肩や首、頭のコリをほぐしたい…心身を弛緩して安眠したい…頭皮や毛髪の健康を回復させたい…通う人の目的は様々だが、共通する思いがある。心地いい、気持ちがいい時間を過ごしたということ。
 今回は、人気コース「ヘッドアロマオイル80」を受けることに。さあ至極の時間のはじまり。

1.アロマオイルマニピュレーション
まずは温かい蒸気を発生するマイクロミストで、頭部を温める。緊張している筋肉をほぐし、血行を促す。ほかほかと温かくなったところで、アロマオイルマニピュレーション開始。ラベンダーベースのオイルで、頭部、首部を丁寧に解し、血流、リンパに刺激を与える。

2.頭筋膜シャンプー
解剖生理学に基づくオリジナルの手技で、じっくりと頭部の筋肉をストレッチさせていく。今まで味わったことのない、「気持ちがいいシャンプー」を体感できるはず。タオルドライさえも、手技の一環で、心地よさに抜かりがない。

3.背臥位・座位マニピュレーション
仰向けの状態で、頭部~肩周辺の硬直した筋肉をほぐしていく。さらに座った状態に体勢を変え、頭部~肩甲骨辺りまでにアプローチしていく。施術終盤になると、頭部や肩周りがすっきりと軽くなった気分を味わえるかも。

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2015-01-01
百花騒鳴

百花騒鳴

9、身に凍みる

今回の美容のテーマが「冷え」。取材では、身をもって冷えの恐ろしさを体験したのである。話は数年前の冬にさかのぼる。そのころ、まだ人間らしい体型をしていた私は、ちょっと高めのダウンコートを買ってもらった。「一生ものですから。大切に着ますから」ってな調子のいいことを言って…。
 
近ごろ、そのダウンがどうもキツイ。フロントのジッパーを締めるのが苦しい。明らかに、着てはいけないサイズになっている。けれど、一生着ます!と啖呵をきった手前、着ないわけにはいかない。とりあえず、前は開けたままで着ている。そんなに支障はない。失笑は買っているかも知れないが。
 
けれど、遂に由々しき事態がやってきた。早朝のロケである。車を駐車場に置き、いざ外へ出たら鼻がツーンとする寒さ。周囲も「ヒィー」と言って縮みあがっている。目的地まで案外距離がある。マフラーも手袋も持ってこなかった私にとって、唯一の味方はサイズの合わないダウンのみ。いつものように羽織って歩きだした。寒い、お腹に冷たい風が当たる。周りが「ジッパー締めな。冷えるよ」と言い出した。適当にはぐらかす。また言われる。はぐらかす。それを何回か繰り返し、寒さにも負け、意を決しジッパーを上げた。するとミシュランマンか、今年流行するであろうベイマックスのようになった私を見て、周囲が一斉に言い放った。
 
「開けな」
ジッパーを下ろし、ロケに臨んだ。その後は、一日中「寒い。寒い」と念仏のように唱えることとなった

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